キング・オブ・ダークネスとして、新日本プロレスのリングに大旋風を巻き起こすEVIL(イービル)選手ですが、その私生活は、謎に包まれています。
一説によると、食事はトカゲの尻尾を食べているとか、全く睡眠を取らないとか、およそ人間離れした噂もありますが、それもこれもEVIL選手が、怪奇派のイメージを大切にしているからこそ。
最近では、私生活を公にするプロレスラーが多い中、EVIL選手は今でも頑なにプロレスラーの幻想を守り続けているのです。
今回は、そんなEVIL選手の私的な部分をほんの少しだけ紹介します。
EVIL選手の弟子入り志願
EVIL選手は、2013年から武者修行として海外で活躍をしていました。
いよいよ帰国となった2015年10月。
凱旋帰国したEVIL選手を、パレハ(仲間)として引き抜いたは、内藤哲也選手でした。
10月12日の両国国技館大会で、EVIL選手と内藤哲也選手と共闘。
そして、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンをプロレス界で一番のユニットへと育て上げました。
そんな内藤哲也選手とEVIL選手は、実はプロレス入団前からの旧知の仲。
共に、アニマル浜口ジムを汗を流しあい、10年以上に渡る関係を築いてきたのです。
それだけに、2人の師弟関係はかなり強いと思いがちですが、実はそうでもないようです。
週刊プロレスで好評連載中の「内藤哲也とパレハによるロスインゴトーク」を見てみましょう。
パレハ EVIL選手が念願の新日本入りを果たしてからも、もちろん内藤哲也選手とは近しい関係だったわけですよね。
内藤 う~ん。基本的にオレは(高橋)ヒロムの教育係だったんで、そんなに接点はなかったかなぁ……。
引用:週刊プロレス
なんと、今でこそ同じユニットで活躍する内藤哲也選手とEVIL選手ですが、若手時代はあまり接点がなかったようです。
さらに読み進めると、このような記述も…。
内藤 EVILもオレに「プロレスを教えてください」って頼んできたんですけどね。(中略)でも、オレは、「2人も見れないよ」って断って(苦笑)。
引用:週刊プロレス
同じアニマル浜口ジム出身でありながら、EVIL選手は内藤哲也選手に弟子入りを断られたようです。
そして、断れて落ち込むEVIL選手に、新日本プロレスのある選手がプロレスを教え込んだのです。。
それでは、失意のEVIL選手に手を差し伸べ、プロレスのいろはを叩き込んだのは誰だったのでしょうか?
パレハ ちなみに弟子入りを断られたEVIL選手は、誰か他の先輩にプロレスを習ったんですかね?
内藤 ああ、あの緑のヘンな監督ですよ。
引用:週刊プロレス
なんと!
EVIL選手にプロレスを教えたのは、緑のヘンな監督こと、田口隆祐選手でした。
EVILの本当の標的とは?
現在、田口隆祐選手は、新日本プロレス正規軍で「田口ジャパン」を結成し、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに迫る勢いを見せていますが、その第一号選手はEVIL選手だったようです。
プロレスに「もしも」はないとは言いますが、もしも凱旋帰国したEVIL選手に声をかけたのが、田口隆祐選手だったとしたら、今頃EVIL選手は田口ジャパンの4番バッターとして活躍していたかもしれません。
マイケル・エルガン選手とEVIL選手のクリーンナップは、本家サムライジャパンの中田翔選手、筒香嘉智選手にも引けを取らなかったでしょう。
大の広島カープファンとして知られる、内藤哲也選手も羨む、強力打線が新日本プロレスの田口ジャパンで完成されていたわけですね。
数年の時を経て、みでたく内藤哲也選手と同じユニットを組むことになったEVIL選手ですが、新人時代に弟子入りを断れれた経験は、忘れていないかもしれません。。
いつか、「恨みはらさでおくべきか」とばかりに、内藤哲也選手に牙を向くときは来るのでしょうか?
その時期が来るのは、今のところトランキーロで、全てはEVILです。