【10万文字以上】内藤哲也が支持される理由

週プロ写真名鑑号2016を分析する

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週刊プロレス写真名鑑号2015

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週刊プロレス写真名鑑号が発売

今年も早いものであと僅かとなりました。
いよいよ年末、年末といえば週刊プロレスの「プロレスラー写真名鑑号」です。
今回は「プロレスラー写真名鑑号2016」を見ていきます。

写真名鑑号で私が最も注目するのは表紙です。なぜなら、週刊プロレスの推薦する、その年に活躍した選手や来年に期待する選手が一覧できるからです。

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登場回数別に分析

まずは、選手別の登場回数から見てみましょう。

最初は、写真名鑑号の表紙に初登場の選手達たちです。

初登場

初登場は11人。
高木三四郎選手、鷹木信吾選手、岡林裕二選手、坂口征夫選手、鈴木秀樹選手、宝城カイリ選手、小峠篤司選手、原田大輔選手、宮原健斗選手、黒潮イケメン二郎選手、澤田敦士選手です。

11人と言う人数は例年より多め。これは多くの新世代が躍進した年と行ってもよいでしょう。

意外だったのは、高木三四郎選手、鷹木信吾選手が初登場だったこと。両選手の実績から考えると、何度か登場していてもおかしくありません。このタイミングで初登場です。

大日本プロレスからは2年連続で登場していた関本大介選手にかわり、岡林裕二選手が登場しています。
夏の両国国技館で関本選手から勝利を奪ったことで、ストロングBJWの歴史が動いたと言っていいでしょう。
関本選手は夏のDDT両国国技館、天龍源一郎選手の両国国技館と、大舞台で続けてフォール負けを喫しているのが気になります。

プロレスリング・ノアからは桃の青春タッグの小峠篤司選手と原田大輔選手が初登場です。ノアにとっては厳しい年でしたが、一時は総取りされたGHC王座を唯一取返したということが評価されました。

鈴木秀樹選手と黒潮イケメン二郎選手の登場は、2015年の活躍を考えると当然の結果と言えるでしょう。

返り咲き

次は、写真名鑑号の表紙に返り咲いた選手達を見てみます。

返り咲いたのは、鈴木みのる選手、内藤哲也選手、ASUKA(華名)選手、里村明衣子選手、紫雷イオ選手の5人です。

このうち、鈴木選手、内藤選手、ASUKA選手、里村選手の4人は揃って2012年に登場以来、3年ぶりの返り咲き。
どの選手も、ずっとトップ戦線で活躍していたように感じますが、写真名鑑号の表紙に登場するのは久しぶりのことでした。

紫雷イオ選手は2014年以来1年ぶりの登場。イオ選手も常にトップ戦線で活躍している選手です。
写真名鑑号の表紙は女子プロレス枠が少ない中(2015年は1人、2014年は2人)での登場はもっと評価されてよいのかもしれません。

連続登場

連続出場の選手を見てみましょう。

AJスタイルズ選手、秋山準選手は2015年に続き2年連続出場です。

唯一の外国人のAJスタイルズ選手は、新日本プロレスにレギュラー参戦するようになって常にタイトル戦線に絡んでいます。
2年連続での表紙登場について異論を挟む余地はありません。

秋山選手は、レスラーとしてより全日本プロレス社長としての印象が強い年でしたが、直前で三冠王座を手にしたのが評価を上げるポイントになったのではないでしょうか。

オカダ選手は4年連続出場です。

レインメーカーになってからは連続で登場しています。もっともオカダ選手に言わせると「当然の結果」となるのでしょう。

棚橋弘至選手と中邑真輔選手は揃って5年連続での登場です。

連続しての登場はそれ以前から続いていたのですが、二人ともなぜか2011年だけ登場していません。

直近10年間でみると、中邑選手が8回登場、棚橋選手は9回登場とさすがの実績。日本のプロレス界を牽引する二人に相応しい登場回数です。

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団体別に分析

続いて、団体別で見てみます。

新日本プロレス

最も多かったのはやはり新日本プロレスです。オカダ選手、棚橋選手、中邑選手、内藤選手、AJスタイルズ選手の5人が表紙に登場しました。

厳密に言うとAJスタイルズ選手はフリーですが、日本での主戦場は新日本プロレスなのでカウントして問題ないでしょう。表紙に登場した21人の内、5人が新日本プロレスというのは、今の新日本プロレスの勢いを象徴しているように思います。

全日本プロレス

全日本プロレスからは秋山準選手、宮原健斗選手の2人が登場です。現在、全日本プロレスは非常に苦しい状況ですが、秋山選手、宮原選手を中心に盛り上げてほしいです。

ノア

ノアからは小峠篤司選手、原田大輔選選手の2人登場です。ただし、あまり大きなインパクトは残せたとはいえないのではないでしょうか。

インパクトでいうと、ノアの現GHCヘビー級王者、鈴木みのる選手のほうがインパクトを残せたように感じます。

DDT

DDTからは高木三四郎と坂口征夫選手の2人が登場です。

多くの選手が活躍したDDTですが、表紙に登場したのはKO-D無差別級王者の坂口選手と、DDTのみならずWRESTLE-1のマッチメイカーにも就任した高木選手でした。妥当なところでしょう。しかし、飯伏幸太選手が登場していないのが気になります。

女子プロレス

女子プロレスからは、ASUKA選手、里村明衣子選手、紫雷イオ選手、宝城カイリ選手の4人が登場です。女子プロレスだけに限定すると、ここ10年間では最多の選手数です。

プロレスに女子も男子も関係ありません。さらに女子プロレスの人気を高めてほしいと思います。

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登場してほしかった選手

最後に、今回は残念ながら表紙に登場しませんでしたが、登場しても良かったのではないかという選手を紹介します。

飯伏幸太

DDTの欄でも少し触れましたが、新日本プロレスとDDTに二団体所属の飯伏幸太選手が登場していません。現在は長期欠場中ですが、春に開催された新日本プロレスのニュージャパンカップ優勝などの実績を考えると、表紙に登場していないのが不思議です。

真壁刀義

真壁選手も表紙に登場してもおかしくなかった選手の一人です。プロレス以外のメディアへ出る回数が多く、一般知名度も高い選手なので残念です。

潮崎豪

潮崎豪選手も登場していません。フリーに転身し、古巣ノアへの参戦を希望したようですが、リング上での活躍が写真名鑑号発売のタイミングに合わなかったようです。

大仁田厚

各地で電流爆破デスマッチを続けている大仁田厚選手も表紙で見たかった選手です。還暦を迎えるまでもう一度表紙で見たいと思います。

希月あおい

デビュー10年目にして、初めてICE王者となった希月あおい選手も写真名鑑号の表紙で見たかった選手です。アイスリボンは創始者さくらえみ選手以外は写真名鑑号の表紙になっていません。来年こそは躍進を期待します。

岩谷麻優

スターダム三本柱と言われる岩谷麻優選手も登場していません。スターダムの頂点ワールド・オブ・スターダム王座へ戴冠実績がなかったのが響いたのでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
週刊プロレス写真名鑑号の表紙に登場した選手について感想を述べてみました。
今回掲載された選手の数は528人。その中で表紙の登場できるのは僅か21人、パーセンテージで表すと4%以下です。

非常に狭き門なのが分かりますね。

今から来年は誰が登場するのか気になります。1年に1回の写真名鑑号、今後も楽しみです。

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