人前で話すのが苦手な人って、多いですよね。
でも大丈夫。プロレスラーのマイクアピールを見習えば、すぐに上手に話せるようになるからです。
見てみましょう。
原稿に書かず、箇条書きにまとめる
人前で話すとき、ほとんどの人は事前に原稿書いて、それを読もうとしますが、良い方法ではありません。
なぜなら、読むことに集中してしまい、周囲が目に入らなくなるからです。
また、堅苦しく、感情の入る余地もなくなってしまいます。
しかし、原稿を読むなと言われても、いきなりスラスラと話せる人なんていません。
そこで、ちょっとした事前の準備をしておきましょう。
まずは、話すべき内容を、いくつか箇条書きにして書き出します。
できれば、3つにまとめておくと良いでしょう。
「3」という数字は、魔法の数字と言われています。
どんなことでも、3つに分けて話すと、目の前の人が納得して聞くようになるからです。
オカダ・カズチカに学ぶ、マイクアピール
これを、プロレスのマイクアピールに応用したのが、新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手です。
オカダ・カズチカ選手は、試合後にマイクを持つと、必ず「3つ言わせてください」と宣言してから話します。
会場によって話す内容は変わりますが、だいたいは次のようにまとめられています。
1.相手のこと
最初に話すのは、相手のことです。
主に、その日に対戦した相手のことを話題します。
例「ケニー、俺が認めてやる。お前は、新日本の歴史上、一番強い外国人選手だよ!」「鈴木さん、あなた強いよ。俺は鈴木さん、いままで嫌いでしたけども、今日で…とても嫌いになりました」
2.自分のこと
次に話すのは、自分のことです。
直接的だったり、逆説的だったりしますが、話題を自分に持ってきます。
例「俺が新日本、盛り上げてやるからな。俺から、目を逸らすなよ」「次は『NEW JAPAN CUP』、優勝して、この(IWGPヘビー)ベルトに、挑戦する自信があるなら、勝つ自信があるなら、俺に挑戦して来い」
3.特にありません
そして、最後に話すのはもちろん…、
特にありません
ですね。
非常に分かりやすくまとめられていることが分かります。
もっとも大切なことは?
さて、3つに分けたときに、もっとも伝えたいことは、どこに持っていくのが望ましいでしょうか?
それは、もちろん一番最後です。
なぜなら、人間は一番最後に聞いたことが、もっとも記憶に残るからです。
そうなると、オカダ・カズチカ選手のマイクアピールでは…、
言いたいことは、特にないようです。