買ってきました、鈴木みのる選手の『プロレスで自由になる方法』
まだ発売日前じゃないのって?
そうです!鈴木みのる選手のお店、渋谷の「パイルドライバー」に行ってフライングゲットしてきました。
さっそく、本を読んだ感想を書き綴りたいと思います。
とはいえ、今回は書籍レビューのようなことはいたしません。
それじゃ何をするのかというと、実際に本を読みながら抱いた私の感情を中心にお届けします。是非、本を一緒に読んでいただき、共有できればと思います。
第一章 リングの最前線から
第一章を読み終え、最初に感じたのが私の鈴木みのる選手に対する「激しいライバル心」…
すいません、嘘つきました。ライバル心なんて大層な感情ではなく、どちらかというと「嫉妬心」のほうが正しいです。
ライバル心というのは、少なくとも互角か、それ以上の立場のときに芽生える感情。私が鈴木みのる選手にライバル心を抱けるかと言うと決してそんなはずはありません。
力を身に付け、自分の行動、言ったことに対してしっかりと責任を取る。
様々な猛者が集るプロレス界を、出るべきところに出て結果を残す鈴木みのる選手の行き方に嫉妬を抱きました。
第二章 「強さ」をめぐって
第二章は鈴木みのる選手が多大な影響を受けた、プロレスの神様ことルー・テーズさんの話が中心。
現在、唯一無二の存在として、プロレス界で輝きを放つ鈴木みのる選手が、どのように形成されていたか綴られています。
2003年のプロレス復帰以降、アッという間にプロレスに適応したと思っていた鈴木みのる選手ですが、実際は試行錯誤を繰り返し、今のスタイルを築いてきたそうです。
重要なのは、それまで培ってきた技術を、そのまま今の世界で使うのではなく、きっちり置き換えて活用すること。
なにもプロレスだけの話だけではなく、全ての世界においての真理だと思います。
社会人としてある程度のキャリアを積むと、この思考は非常に大切。たとえ、異動や転職で環境が変わろうとも、自分らしく行き続けるためには欠かせません。
この人には、これがあるという代名詞的な必殺技は、社会人になっても必要です。
第三章 プロレス開眼
新天地へ移ると、必ず新しい出会いが待っています。
そこで出会う人たちは先人達ばかり、どれだけ自分が他の世界で実績を挙げてきたとしても、学ばなければならないものはあるはずです。
鈴木みのる選手は、ノアのリングで小橋建太選手、秋山準選手、丸藤正道選手に出会います。この3人は、それまで鈴木選手が身に付けてきたプロレスとは違うプロレスを見に付けていました。
一人の人間が経験することができることは限られています。ならば、経験できないことは、それを経験してきた人間から吸収するればよいだけ。
それを素直に吸収することができる人間は、どこまでも伸びるし、どこまでも成長し続けるのだと思います。
時には、自分より劣っていると感じる相手からでさえ、貪欲に吸収します。
そうして、自分に足りないパーツを補い、自分のスペックを大きくしていきます。バランスよくパーツを付けて、バージョンアップしていく。
自分を成長させる上で、とても大切なことだと思います。
第四章 レスラーの真の武器
若いうちは誰でも、お金を貰うことはできます。
極論ですが、ある程度若くて、そこそこの理想を語ることができれば会社に所属し、毎月生活に困らないだけのお金を貰うことは難しいことではありません。
だけど、ある一定の年齢を越すと、会社に所属することが難しくなります。
自分の価値を提供して、それに見合う対価を稼ぐという考え方が必要になってきます。
価値を提供するには、自分の価値を知らなければなりません。そこで初めて自分は何ができるのか、人と何が違うのか。そして、それに価値はあるのかを追求していきます。
格闘技の世界からプロレスに戻ってきた鈴木みのる選手が持っていたのは、新人レスラーが使う「前座の技」だけでした。
しかし、それはとんでもなく研ぎ澄まされた「前座な技」。
派手な技や動きが周囲で歓迎される中、鈴木みのる選手は、研ぎ澄まされた「前座の技」が唯一無二の武器になると気づいたのです。
武器というのは、言い換えれば個性。
つまり、お金を「貰う」から「稼ぐ」もシフトするには、唯一無二の個性が必要なのです。
第五章の感想は、後日ここに書き足します。
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