鈴木軍の乱入及び参戦アピールを受け、全対戦カード変更!
鈴木軍がNOAHのリングにやってきました。
もちろん、ただやって来ただけではありません。
外国人選手を含む8人のフルメンバーで、GHCタイトルマッチが終わったばかりの緑のマットを占領。
テメーらが売ってきたケンカ、鈴木軍が買ってやるよ!
と、NOAHに対して宣戦布告を行ないました。
事の発端は、新日本プロレス1.4東京ドームに丸藤選手とTMDKが参戦し、鈴木軍から勝利を飾ったこと。
鈴木選手はすぐに報復を宣言し、さっそくこの日、NOAHのリングに乱入という形でやってきたのです。
これに対し、NOAHの対応も迅速でした。
既に発表済みであった1月・2月の対戦カードを変更。
大阪でのGHCジュニアヘビー級タイトルマッチを除く、全てのメインイベントのカードがNOAH勢と鈴木軍の抗争になったのです。
NOAH勢の陣容は、丸藤選手率いるBRAVE、平柳選手率いるNO MARCY、そしてTMDKを中心とする外国人選手に、小川選手、熊野選手の15人です。
まさしく、NOAHの威信を懸けた抗争の幕が切って落とされました。
鈴木軍を無視する必要あるの?
しかしながら、ここにあるユニットが参加していないことに気づきます。
そうです、森嶋選手率いる超危暴軍が、この流れに全く入っていないのです。
これはどういうことでしょう?
鈴木軍との抗争に入らないのでしょうか、入れないのでしょうか!?
NOAHの人間でNOAHをどれだけ面白くできるかだよね。他団体勢との対戦が刺激的なのは当たり前。でも、オレら超危暴軍はNOAHでしか見られない軍団であり続けたい。
これは、今週号の「2015年イチオシ選手!のコーナー内での森嶋選手のコメント。
今のNOAHは外に目を向けるよりも、足場固めが大切な時期。
しっかりと地に足をつけた活動が大事だと説明するのです。
ヒールユニットとしての存在感!
しかし、それは鈴木軍がNOAHにやってくる前の話。
前述の通り、鈴木軍がNOAHのマットに押し寄せリング上から宣戦布告をアピールした今、そんな悠長なことをいっている場合でありません。
特に、超危暴軍はヒールユニットです。
鈴木軍にあれだけのことをやられた以上、同じヒールとしての立場がありません。
一つのリングにヒールユニットは2つも必要ありません。
森嶋選手がすべきことは、すぐにでも、鈴木軍をNOAHのリングから排除することです。
もし、森嶋選手が、3月15日に決まった、丸藤選手と鈴木選手のタイトルマッチに対して高みの見物を決め込んでいるとしているのならば、それは大きな間違いです。
こういった、抗争は最初が肝心。
たとえ結果的に勝敗がイーブンになろうとも、最初にインパクトを残したほうが勝負に勝つのは明らかです。
それは、国際プロレスしかり、UWFインターナショナルしかり、歴史が証明しています。
もし、鈴木選手がベルトを獲るようなことになれば、NOAHのイメージは地に堕ちることでしょう。
その後に、森嶋選手が奪還をアピールしたところで時既に遅し。
NOAHが、とてつもないダメージを負っているのは火を見るより明らかです。
記事中にあるとおり、2月27日に超危暴軍の自主興行が決定しています。
森嶋選手は、そこでの全面抗争をアピールする必要があるのではないでしょうか。
丸藤選手が鈴木選手にベルトを獲られてからでも、防衛してからでも遅いのです。
繰り返します。
同じリングにヒールユニットは2つも必要ありません。
[amazonjs asin=”B00QXGOF7E” locale=”JP” title=”週刊 プロレス 2015年 1/28号 雑誌”]