週刊プロレスの「逸女でしょ!」で紫雷イオがファイトマネーについて触れています。
これはプロレスラーに限らず、フリーで仕事をする人間全てにとって興味のある話です。
ファイトマネーで興味のある話
今回の記事で、興味引いたのが次の二点です。
- そこそこキャリアをつんだ男子レスラーよりも、デビューしたての女子レスラーのほうがファイトマネーが高い。
- 平成以降にデビューした女子プロレスラーの中に、一試合10万円以上のファイトマネーの選手が少ない
詳しくは、週刊プロレスの「逸女でしょ!」に書かれているので、ここで言及はいたしません。
「ん?」と思った人は、買って、読んでみてください。
プロレスラーのギャラの交渉
プロレスラーは簡単にいうと技術職。
一般的に技術職に就く人は、交渉事が苦手とされています。
プロレスラーだって同じで、プロレスが上手いから交渉事も上手いとは限りません。
下手にファイトマネーを上げたら、団体側から突っ込まれることもありますし、それを理由に試合数が減ることもあります。
面倒だからと、一律10万円に決めていても、宿泊費や交通費が込みなのか込みじゃないのかで揉めることもあります。
もしかすると、試合時間や技の数によっても値段が変わってくるかもしれません。
5万円で出場するけれど、それだと試合は10分以内で、フィニッシュホールドも出さないなんて交渉をしているのかもしれません。
変な話、白目手当や愛してます手当なんてのも存在する可能性だってあります。
ダブルブッキング
また、今回は触れていませんが、ダブルブッキングなんてのもあると思います。
ファイトマネーが高くて魅力的な仕事が入った日に限って、先に安い仕事で仮押さえが入っていたなんてこともあるでしょう。
そういうのに限って、高い仕事を断った後に、安い仮押さえの仕事もキャンセルになっちゃうんですよね。
仮押さえしたまま決定しないのってホントよくありませんよね。
フリーの選手は交渉力も必要
プロレス団体の訴求力がなくなって、ここ何十年はフリーのプロレスラーが増えました。
しかし、フリーのプロレスラー全てが、プロレスだけで生活できているようには思えません。
団体の方針に従えないから、フリーとして働くのも良いでしょう。
ただし、フリーとして生きるには、プロレスの技術だけでなく、お金の交渉事も大切です。
交渉事が苦手だという選手は、安易にフリーにならないほうが良いですよ。