女子プロレス大賞三連覇!紫雷イオちゃんのファーストヌード写真集「素顔」を買いました。
まだ買っていない人は、amazonや楽天ブックス、近くの書店で買ってもいいですが、イッテンヨンに神保町の書泉グランデでお渡し+握手会もあるので、そっちで買ったほうがお得です。
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— 紫雷イオ、Io Shirai (@shirai_io) 2017年12月18日
写真集を見た感想は「プロレスラーを引退した後の道を切り開いた作品だな 」でした。
というわけで、逸女・紫雷イオちゃんの写真集「素顔」の感想を書いていきます。
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写真集のタイトル「素顔」とは?
最初に、写真集のタイトル「素顔」の意味を確認します。
- 化粧をしていない、地のままの顔。
- 飾らないありのままの姿。「日本の素顔」「スター選手の素顔」
写真集を見ての通り、全ページに渡って「1」の意味である素顔は一切出てきません。
ばっちりメイクを施した可愛い写真のみ。なので、1の意味での素顔は、今回のイオちゃんの写真集には当てはまらないことが分かります。
じゃ「2」の意味での「飾らないありのままの姿」ですが、これは、何と比べて飾らないのでしょうか。
先に答えを言いますが、それは「プロレスラーとしての姿」と比べて、飾らないありのままの姿ということです。
今回の写真集「素顔」では、イオちゃんの姿は全てオフショットを思わせるものばかり、リングやコスチュームはもちろん、プロレスラーを匂わすアイテムさえも出てきません。
つまり写真集では、プロレスラー紫雷イオではなく、ありのままの女性としての姿が掲載されているのです。
タイトルに『素顔』とあるように、リング上では出さない、素の自分だけで勝負をしています。
この写真集で、イオちゃんは「女子プロレスラーとしての顔を脱いだ」と言っても良いでしょう。
それが、タイトルである「素顔」の意味です。
実際に、イオちゃんもインタビューで答えていますよね。
タイトルに『素顔』とあるように、普段のリング上では出さない、素の自分を出して丸裸になっています。
この言葉の通り、普段の戦う姿からは想像できないような可愛らしい写真が掲載されています。
ちょっと前に発売された乃木坂46の白石麻衣ちゃんや齋藤飛鳥ちゃんの写真集にも負けていないと言いたいところですが、さすがにそれは厳しいけれど、かなり良い勝負してるよというレベルに肉薄しています。
なぜ「素顔」を晒すのか?
しかし、女子プロレス大賞三連覇を果たし、トップ選手であるイオちゃんが、なぜプロレスラーではない「素顔」を、このタイミングで晒さなければならなかったのでしょうか。
それを解く鍵は次の言葉にあります。
女子プロレス界のために限界を超えて脱ぎました
女子プロレス界のために限界を超えて脱ぎました。
言葉通りに捉えたとしたら「これ以上脱げないところまで脱ぐ」ということでしょう。
その言葉の通り、写真集では一糸まとわぬ姿まで脱いだカットが数点撮影されています。
けどまぁそれだと、せっかく脱いだんだから写真集買った方にも見せろよなんて思いますが、論点はそこではありません。
限界を超えたのは「脱ぎました」に掛かるのではありません。
こっち。
「女子プロレスのために」のほう。
「女子プロレスのために限界を超えて、脱ぎました」ということです。
しかし、女子プロレスために限界を超えるというのは、何を意味するのでしょう?
ここで、引退した女子プロレスラーについて考えてみます。
これまで、女子プロレスの世界では多くのスター選手が引退をしてきました。
ただ、残念ながら女子プロレスラーとして名前を馳せていようと、昔と違い、それが何の看板にもならないのが現状。
ほんと申し訳ないけど「元女子プロレスラーです」なんて言ったって、その後の世界ではほぼプラスにはなりません。
女子プロレスラーの数は多いけど、ほとんどの女子プロレスラーがそうだと思う。
だから辞められない、でも続けることもできない状態。
でも、それを打ち破る可能性を秘めているのが、紫雷イオちゃんです。
もう一度、イオちゃんの言葉を振り返りましょう。
「女子プロレスのために限界を超えて……」
では、いったい何の限界を超えるのかですが、この答えは簡単です。
なぜなら、紫雷イオちゃんは、女子プロレスの歴史で、誰もが成し遂げられなかった偉業を達成したばかりなのですから。
そう。
女子プロレス大賞三連覇です。
これは、数多くの女子プロレスラーの中で誰も達成していない偉業です。
一般的に女子プロレスラーというと、北斗さん神取さんダンプさん長与さん飛鳥さんブルさんあたりでしょうか。
確かに素晴らしい女子プロレスラーですが、それでも誰も三連覇という偉業は達成できませんでした。
これはもう、女子プロレスラーとして世間に出る金看板であることは間違いありません。。
あの女子プロレスラーも、かの有名女子プロレスラーも達成できなかった偉業です。
思うんですけど、紫雷イオちゃんって女子プロレスの数々のタイトルを総なめにしてきましたが、世間に届くような偉業って、実は達成していなかったように思うんですよね。
ワールド・オブ・スターダムV14、ワンダー・オブ・スターダム王座、5★STAR優勝、スターダムグランドスラム達成。
どれも、素晴らしい記録だとは思いますが、ただの女子プロレス内だけの記録でしかありません。
けど、数々の女子プロレスラーが達成できなかった女子プロレス大賞三連覇なら、世間に届く偉業なんじゃないでしょうか。
それこそが「限界を超えて」に繋がるんだと思います。
もう一度、イオちゃんの言葉に戻りましょう。
「女子プロレスのために限界を超えて脱いだ」
上記を踏まえて、この言葉を補足すると……、
女子プロレスのために(女子プロレスの)限界を超えて(女子プロレスの顔を)脱いだ
ということになります。
紫雷イオの新境地を見た
話を一番最初に戻しましょう。
私が最初に抱いた「プロレスラーを引退した後の道を切り開いた作品 」という感想です。
私は、紫雷イオちゃんの「素顔」は、女子プロレスの偉業を達成した紫雷イオちゃんが、女子プロレスから一歩抜け出した新たな一面を魅せるための写真集だと感じました。
だから、イオちゃんは写真集の中で女子プロレスラーらしい姿は一切見せませんでした。
代わりに見せたのは、女子プロレスラーの顔を脱いだ、ありのままの姿だけ。
つまり「新境地を見せた」ということです。
イオちゃんの写真集「素顔」からは、女子プロレスラーのトップ選手だけど、女子プロレスラーの看板がなくても、これだけ闘えますよという、世間への宣戦布告なのです。
脱いだか、脱いでないなんかのレベルで写真集を評価するなんてナンセンス。
きっと、歴史に残る写真集になるよ。