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【穴が空いても大丈夫】永久交換保証の靴下「LONG LIFE」を履いてみた

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【穴が空いても大丈夫】永久交換保証の靴下「LONG LIFE」を履いてみた

永久交換保証の靴下」と聞くと、どう思うでしょうか?

名前の通り、「永久に交換できる靴下」ということです。穴が空いても交換できるのです。

なぜ、そんなことができるのでしょうか?

実際に永久交換保証の靴下を買ってみた

まずは、実際に靴下を見てみましょう。

靴下の製品名は「LONG LIFE」と言い、アマゾンなどで気軽に買うことができます。もちろんアマゾンで買っても「永久交換保証」は変わりません。

【穴が空いても大丈夫】永久交換保証の靴下「LONG LIFE」を履いてみた

LIFE LONG 永久交換保証ソックス 12cm丈ショートソックス

見た感じは普通の靴下と変わりません。少しだけ糸が太く見えるくらいでしょうか。

【穴が空いても大丈夫】永久交換保証の靴下「LONG LIFE」を履いてみた

手触りはすごく良いですね。

上質な生地を触っているような感じです。でも、毛皮のように厚いというわけではありません。厚めですが撥水性がよさそうなので、夏とかでも暑くは感じないかもしれません。

【穴が空いても大丈夫】永久交換保証の靴下「LONG LIFE」を履いてみた

思ったより、生地が伸びます。丈夫な靴下ということで生地が厚く、履き心地は悪いように思っていましたが、そんなことはないようです。実際、後で履いてみましたが、通常の靴下と履き心地は変わりません

むしろユニクロの靴下よりも履き心地はいいですね。すっぽり足を覆っているのでクッション性があります。それなのに、締め付けられている感じとか暑苦しい感じはしません。これが、品質の良い靴下ということでしょうか。

私は「LONG LIFE」の靴下と、ユニクロの靴下を履き分けていますが、ユニクロの靴下の履き心地の悪さが日に日に感じるようになってきます。「LONG LIFE」の靴下を買うまでは、そんな感じはしませんでしたが、一度履くと、足が覚えてしまうのでしょう。

「LONG LIFE」以外の靴下は履けなくなりそうです。

靴下を交換する方法

「LONG LIFE」は永久交換保証とうたっています。では、実際にはどのように交換するのでしょうか?

交換の方法は2つあります。

  1. 靴下をグレンクライドの直営店舗に持ち込む
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秋葉原ー御徒町にある直営店舗

1つ目は、直営店舗(東京都文京区根津)に持ち込んで交換してもらうという方法です。

直掩店舗は休みの日もあるので、事前に確認してから行ったほうがいいでしょう。店頭で簡単なアンケートに答えた後に、新品と交換してもらいます。

  1. WEBページの交換申し込みフォームから申し込む

2つ目は、WEBページのフォームから申し込むという方法です。

フォームに必要事項を記入して、穴が空いた靴下の画像を送ります。

グレン・クライド社で靴下のが画像が確認できたら実物を送り、新品と交換してもらいます。

たぶん、アマゾンで買った場合は2の方法での交換がメインになるでしょう。特に保証書などは同封されていません。靴下の実物があれば交換可能です。

交換できる条件

交換できる条件は、次のとおりです。

  1. 該当の商品に使用により穴が空いた場合
  2. 該当の商品が使用によりかかとやつま先などがメッシュ状になった場合

1の場合は穴が空いた商品1足を新品1足と、2の場合は3足集めていただくことで新品1足と交換です。片足だけ穴が開いてしまった場合でも、両足分の新品ソックスと交換できます。

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永久交換保証の靴下を作った会社

さて、ここからは「LONG LIFE」を作ったメーカーを調べてみましょう。

永久交換保証の靴下を作る会社は、下町気質が残る東京都文京区の根津にあります。

根津神社

根津は、5代目将軍徳川綱吉が天下普請で建てた根津神社が有名です。根津神社は当時の職人の技術が結集された神社で、たくさんの建造物が国の重要文化財に指定されています。

永久保証の靴下は、この根津に工場を持つ「グレン・クライド(GLEN CLYDE)」が、作ったのです。

永久交換保証が可能な理由

なぜ、グレン・クライド社は、永久交換保証の靴下を作れるのでしょうか。

それは、靴下の丈夫さに圧倒的な自信を持っているからです。

では、なぜそんなに丈夫なのでしょうか?

それは、素材に秘密が隠されているからです。

永久交換保証の靴下の素材

通常、靴下の素材というと、ナイロン、コットン、ウール、アンゴラ、カシミア、アクリル、リネンなどが使われています。

そして、永久交換保証の靴下「LONG LIFE」には、ナイロンが使われています。

ただし、ただのナイロンではありません。ナイロンの中でも、特に丈夫な「コーデュラ(CORDURA)」という素材が使われています。

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コーデュラは、ナイロンの一種ですが、希少な素材、特殊な製法で作られていて、通常のナイロンの10倍以上の耐久性を持っています。

この、コーデュラという素材が、永久交換保証を可能にしているのです。

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世界三大財閥

余談ですが、コーデュラはアメリカのインビスタという会社の商品で、インビスタ社はもともとデュポンという会社の繊維部門から始まった会社です。そして、何を隠そうこのデュポン社は、メロン財閥、ロックフェラー財閥と並び、世界三大財閥といわれるほどに大きな会社だったのです。

さらに余談ですが、ナイロンは、もともとデュポンという会社の商品名でした。それが、今では素材の名前として、広く使われています。これは、デュポンのナイロンという商品が、どれだけ一般的に使われていたのかを意味しています。

永久交換保証の靴下の技術力

コーデュラは、素材としてただ使えばいいわけではありません。使うだけならどこの会社でも使えますよね。実際、コーデュラは多くのメーカーの靴下で使われています。

例えば、福助、タビオ、アルマーニなどでしょうか。しかし、これらのメーカーでは永久交換保証としていません。なぜ、この靴下だけが永久交換保証ができるのでしょうか。それは、グレン・クライドの技術力に秘密が隠されています。

圧倒的な技術力

ひとつ、この会社のエピソードを紹介しましょう。

コットンの一種に、シーアイランドコットンというものがあります。これは世界のコットン流通量の、たった10万分の1しか流通しないコットンで、とても希少価値の高いものです。

1975年に日本で使用許可がおりるまで、200年以上も輸出が制限されていました。今でも日本で使用できるのは、西印度諸島海島綿組合に加入している会社だけです。さらに組合の中で、シーアイランドコットンを靴下に使用しているのは、日本で2社だけです。

このシーアイランドコットンを使うには、扱いの難しい特殊なミシンを仕入れて、それを使用できる職人を育てなければいけません。

グレン・クライドは、それができる数少ない会社の一つです。つまり、圧倒的な技術力を持った会社なのです。

グレン・クライド社とは?

さて、永久交換保証の靴下を作った、グレン・クライド社はどんな会社なのでしょう?

グレン・クライド社は、1992年に東京都北区堀船で創業した会社で、机1台電話1本で創業されました。1994年には、世界初のアンクルソックスを作り、ブームを巻き起こしました。1996年には、文京区千駄木に移転、間借り生活に終止符を打ち、2012年には根津に移転。工場の横にショールームを併設しました。

そして、

2018年には、永久交換保証の靴下「LONG LIFE」を発売したのです。

職人の町、根津

根津神社

国指定重要文化財の唐門

最初に言いましたが、根津は根津神社がある文京区の下町です。

根津神社は、5代将軍徳川綱吉の天下普請(強い命令)で建てた神社です。では、なぜこのような天下普請が出されたのでしょう。それは、6代将軍徳川家宣が生まれ育った場所が根津神社のあった場所だからです。

将軍となった家宜を江戸城へ招き入れるに辺り、綱吉が屋敷の跡地に神社を建てるよう命じました。そのため、根津神社は腕の良い職人が集められたのです。

飴細工の根津金太郎飴は大正3年創業、甘味処の芋甚は大正元年創業で、澤の屋旅館は昭和24年創業です。昭和初期に大きな力を持ったあかぢ銀行もありました。

職人の魂は、今も根津に根付いています。

根津が生んだ永久交換保証の靴下、ぜひ試してみてください。

根津神社

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