今さらですが、瑛人さんの『香水』にハマっています。
聞けば、『香水』の歌詞は瑛人さんの実体験が元ネタだで、それに多くの人から共感を得られたそうですが、これって凄いことだと思いませんか？
多種多様文化って言われるように、今の世の中、多くの人から共感を得られるってめちゃめちゃ難しいですよね。言い換えると、共感を得られるということは、歌詞に多くの解釈が得られるということなんだと思います。人の数だけ解釈があるっていう話です。
僕なんか、瑛人さんの『香水』を聞くと、飯伏幸太さんとケニー・オメガさんのことを歌っているのかなって解釈するんですよ。そこで今日は、僕なりの解釈を紹介させていただこうと思います。
プロレス的『香水』の解釈
夜中にいきなりさ いつ空いているのってLINE
君とはもう三年くらい会ってないのにどうしたの？
プロレスで「いつ空いているの」というのは、試合のオファーです。飯伏さんが誰かにオファーを送ったと言う意味で間違いないでしょう。送っておきながら「どうしたの？」というのもめちゃくちゃですが、それくらい困惑していたのでしょう。その相手は三年くらい会っていないようです。答えはひとつしかありません。つまり次のツイッターを表しています。
飯伏さんからケニーへ実質的なオファーです。でも、LINEって書いてる？夜中だったから混同したのでしょう。
あの頃 僕達はさ なんでもできる気がしてた
2人で海に行っては たくさん写真撮ったね
あの頃とは、「ゴールデンラヴァーズ」として活動していた頃を指します。
海に行っては たくさん写真を撮っていたことも分かります。
でも見てよ 今の僕を
クズになった僕を
一転して卑屈な言葉を紡ぎます。これは謙遜ですね。飯伏さんは新日本プロレスの二冠王です。その地位にあぐらをかいて良いポジションですが、そうならないための戒めとして、あえてクズと表現しているのです。
元ネタは、鈴木みのる選手の「俺の知ってる新日本プロレスは、今も昔もゴミとクズとバカばっかりだ〜!!」発言を受けてのものでしょう。
人を傷つけてもまた泣かせても
何も感じ取れなくてさ
これは覚醒後の飯伏さんを表しています。平気な顔で顔を踏みつけたり蹴飛ばしたりしますよね。覚醒することで何も感じ取れなくなっているのです。人でなしです、人でなしドライバーですね。
別に君を求めてないけど
横にいられると思い出す
ケニーを求めてはいないけど、いなくなったわけではない。求めていなくても引き合うのがライバルというものです。横とはリツイートされることで良いでしょう。やっぱり思い出すのです。
君のドルチェ＆ガッパーナの
その香水のせいだよ
新日本プロレス「闘魂ショップ」は香水を扱っています。ただし、通販では扱っていないので、直営店に行かなければ買えません。思い出す。だから、直営店に来てくれよ。だから、会いに来てくれよです。
しかし、新日本プロレスの香水はドルチェ＆ガッパーナではありません。これはドルチェ＆ガッパーナの由来に秘密が隠されています。
ドルチェ＆ガッパーナというのは、創業者2人の名前で、ブランドが成立する前、ドルチェはガッパーナの勤務するデザインスタジオに仕事を求めて電話かけました。
そして、ガッパーナはドルチェに仕事を教え、二人でブランドを立ち上げたそうです。電話からYouTubeのコメントへ連絡方法は変わりましたが、ゴールデンラヴァーズの出逢いに重なります。
別に君をまた好きになる
ことなんてありえないけど
プロレスに絶対はありません。この場合は前フリといっても良いでしょう。また好きになることなんてありえない→また好きになる、きっと好きになるです。
君のドルチェ＆ガッパーナの
香水が思い出させる
これも有名な話ですが、ドルチェとガッパーナはゲイカップルだったようです。カップルとしては破局を迎えましたが、その後もブランドは継続しています。
何もなくても 楽しかった頃に
楽しかった頃に、楽しかった頃のように……
その香水のせいだよ
ということで、『香水』のプロレス的解釈を紹介させていただきました。僕は海外のペイパービューとか加入していないので、ケニーがどうしてるのか全然知りませんが、三年も経てばくっつく恋、離れる恋の一つやふたつもあって良いのではないでしょうか。
