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選手の見せた怒りに思考停止で同調する人が実に多いという話

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選手の見せた怒りに思考停止で同調する人が実に多いという話

週刊プロレスを読んだ。

ツイッターというものはなかなかやっかいで、選手の見せた怒りに思考停止で同調する人が実に多い。そして「週プロは買いません」と書き込む人の多いこと、多いこと。

週刊プロレス 2021年 05/19号

いったい何のことであろう……、これだ!

グーグル先生で翻訳すると「これまでの人生でこれほど軽んじられたことはありません。週刊プロレス誌は恥じるべき。」となる。

では、どの週刊プロレスに対してなのかというと……、これだ!

表紙は、新日本プロレス「レスリングどんたく2021」のメインイベントIWGP世界ヘビー級選手権試合、ウィル・オスプレイvs鷹木信悟の一戦だ。終盤、鷹木は、場外の長机にメイド・イン・ジャパンでオスプレイを叩きつける。甚大なダメージを追ったにもかかわらずオスプレイは逆転しIWGP世界ヘビー級のベルトを守り抜いたのだ。

見ただけで、とんでもない技だと分かる。技を決めた鷹木はもちろん、受けきったオスプレイも天晴れだ!そのとんでもない瞬間を表紙として採用した。両者が映える良い表紙だと思う。

しかし、これに噛み付いたのがオスプレイだ。上記のツイートをアップした。つまり、「なぜ、試合に勝った俺がメインの表紙はないのか?」である。たしかにそうだ、試合の勝者として、エンパイアのリーダーとして言いたくなる気持ちは分かる。でも、上記のようにオスプレイの価値はまったく落ちていない。耐えきり、それで勝利した。その凄さが伝わる表紙だと思う。それに、オスプレイほどの選手であれば、この先いくらでも表紙を飾るチャンスを得るであろう。まったくもって少しもオスプレイの価値は落ちてなんかいやしない……。

と、ここで話は終わるはずだった。

だけど、このまま終わらないのが最近のツイッター界隈。どこからともなく、正論マンが現れるからだ。

オスプレイのツイッターの返信欄をよく見てほしい。いわゆる、選手のツイートに思考停止で反応する人たちだ。「こんな表紙はありえない」「リスペクトがなさすぎる」などなど、なぜこの表紙なんだろうと考えることもなく脊髄反射で噛み付いている。きっと反射神経が良いのだろう(いちおう褒めとく)。「週プロはもう買わない」なんてのは、好きにすればとしか言いようがない。

自分で考えた上での発言だったらまだいいが、すぐ感情的になり、いつでも自分こそが正義であり、他者を責めて当然という人が一定数いるのは辟易してしまう。

週刊プロレス 2021年 05/19号

さらに読み進めていくと、さらに爆笑モノの返信もあるので、興味のある人は読んでみてほしい。とりあえず、心臓を叩いてから読むことをおすすめする。それくらいおもしろいから。

クリエイティブな職種って大変だわ……。

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