クリスマス恒例「ももクリ2016」が、千葉の幕張メッセで開催されました。
と書くと、「なんだよ、今回もプロレスに関係ない話題じゃん!」とお怒りになられる方もいるでしょう。
でも、ちょっと待って下さい。
今回は、主題こそプロレスには関係ない、ももいろクローバーZの話題ですが、しっかりとプロレスにも関係した内容となっています。
だから、引き返すのはちょっと待って下さい。
プロレスinももクリ
最近の、ももクロのライブは、ももクロちゃんがライブをやって「はい、終わり」ではありません。
ライブの前に、特設ステージが用意されていて、そこでアイドルちゃんがライブを行ったり、お笑い芸人がネタを披露したり、そして、プロレスラーがリングの上でプロレスをやったりするのです。
「でもそれって、どうせヌルいプロレスだよね」
とお思いの方もいるでしょうが、そう考えるのは少し早い。
まずは、カードを見てみてください。
初日
- スターダム 紫雷イオ、HZK、渡辺桃 vs 宝城カイリ、ジャングル叫女、美邑弘海
- LLPW-X 掘田由美子、井上貴子 vs 志田光、万喜なつみ(神取忍・ダンプ松本欠場につきカード変更)
- スペシャルシングルマッチ 飯伏幸夫 vs X
二日目
- スターダム 美闘陽子、岩谷麻優 vs 木村花、クリス・ウルフ
- LLPW-X 井上貴子、井上京子 vs 永島千佳世、アイガー
- KAIENTAI DOJO 越中詩郎、マリーンズマスク vs TAKAみちのく、梶トマト、GO浅川
どうでしょう。
なかなかの好カードではないでしょうか。
それでいて、今回の試合は、外周エリアと呼ばれる無料入場可能エリアで行われます。
つまり、プロレスの試合だけなら無料で観戦可能。
これだけの試合が、無料で観戦できるとなると、はるか遠くの幕張メッセであろうと行かない理由がありません。
そりゃあもう、両日とも朝から行くのも当然。
今回は、ももクリに両日参戦し、しっかりプロレスの試合も観戦してきたモノノフ兼プヲタの当ブログ管理人が、詳細にレポートしていきましょう。
てまきパーク
プロレスなどの無料イベントは、てまきパークというエリアで行われます。
てまきプロレス
今回のももクリでは、これまでももクロの会場で行われてきたプロレスと違い、一試合ごとに提供する団体が変わります。
カードは冒頭で書きましたが、念のためもう一度紹介しておきましょう。
初日
- スターダム 紫雷イオ、HZK、渡辺桃 vs 宝城カイリ、ジャングル叫女、美邑弘海
- LLPW-X 掘田由美子、井上貴子 vs 志田光、万喜なつみ(神取忍・ダンプ松本欠場につきカード変更)
- スペシャルシングルマッチ 飯伏幸夫 vs X
二日目
- スターダム 美闘陽子、岩谷麻優 vs 木村花、クリス・ウルフ
- LLPW-X 井上貴子、井上京子 vs 永島千佳世、アイガー
- KAIENTAI DOJO 越中詩郎、マリーンズマスク vs TAKAみちのく、梶トマト、GO浅川
つまりは、第1試合をスターダムが、第2試合をLLPW-Xが、第3試合を飯伏プロレス研究所かKAIENTAI DOJOが提供する試合ということです。
この中でも、モノノフの支持を集めたのはスターダム勢。
これまで、ももクロプロレスで何度も試合を提供してきただけに、モノノフからの信頼は抜群です。
女子プロレスラーが繰り広げる、華やかな闘いに、多くのモノノフが酔いしれました。
おそらくモノノフの中には、ももクロのライブでプロレスに興味を持ったという人も大勢いたのではないでしょうか。
驚いたのは、越中詩郎選手を始めとする、90年代に一斉を風靡したプロレスラーの知名度です。
プロレス界では、飯伏幸太選手がももクロの会場で試合をするというのが一番の関心事でしたが、普段プロレスを見る習慣のないモノノフの間では、飯伏幸太選手よりも、越中詩郎選手やダブル井上こと、井上貴子選手や井上京子選手の知名度のほうがよっぽど上。
なぜ、スターダムやLLPW-Xではなく、飯伏幸太なる選手の試合が、その日のプロレスのメインを務めるのか分からないという人も多かったように思います。
それでも、しっかりとハチャメチャな試合をして、会場をしっかりと盛り上げるのが、飯伏幸太選手の飯伏幸太選手なる所以。
でも、物販で勝手にツーショット撮影会をして、怒られたのは内緒です。
そうそう、堀田祐美子選手が、アケヲタからモノノフに推し変したってよ。
ももいろクローバーZ
プロレスの試合が終わると、いつものように、ももクロのライブの時間がやってきます。
集まった観客は急ぎ足で会場へと吸い込まれます。
センターステージとは?
今回のももクロのライブは、いつもとは違って、会場のど真ん中にステージを置き、その周りの観客が取り囲むレイアウトが採用されました。
つまり、これはプロレス会場のレイアウトと同じもの。
リングの周りを観客が囲むのは、プロレスでは一般的ですがライブではあまり見かけません。
通常のステージですと、後ろを向いたり舞台の袖に隠れたりして、一息ついたりもできますが、今回のレイアウトですとそれもできません。
たとえ歌割りがなかったとしても、360度から視線が突き刺さるステージでは、一瞬たりとも気が抜けないのです。
逆に言うと、ほとんどのプロレスラーはこのレイアウトで20分~30分に及ぶ試合をしているのだから凄いです。
侍魂がステージに!
二日目では、ももクリ恒例の「れにちゃんマジックショー」にて、越中詩郎選手がステージに登場!
冬の名曲「サンタさん」にノッて、樋口和貞選手や勝俣瞬馬選手らDNAのレスラーたちを、必殺のヒップアタックでなぎ倒しました。
あくまでメインは知名度の高い越中詩郎選手でしたが、2万人以上の観客の前でステージに立った経験は、きっとDNAの選手たちの財産になるでしょう。
また、アンコールではTAKAみちのく選手らKAIENTAI DOJOの選手らも、メインステージではありませんが、姿を見せました。
次はプロレスの試合で、ももクロのライブに負けないだけの観客を集めてほしく思います。
アイドルとプロレスの両立
ライブ後半では、ももクロのライブではおなじみの松崎しげるさんが登場し、名曲「愛のメモリー」に乗せて、8月5日(土)、6日(日)に、関東にあるひと味違うスタジアムにて、真夏の恒例ライブ「バカ騒ぎ」の開催を発表しました。
2016年は、夏のライブ「桃神祭」が、新日本プロレスのG1クライマックスと日程が思いっきり被ったため、私のようなプヲタ兼モノノフを大いに悩ませましたが、2017年の夏は、ももクロのライブとG1クライマックスを両立できそうです。