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女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

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女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

いつからでしょう?

女子プロレスの会場から、女性ファンがいなくなったのは?

僕はわりかしいろんな団体を見に行くので、女子プロレスを見に行くこともあります。そこでいつも感じるのは「女性ファンがいないこと」です。なんていうか、会場を埋め尽くすファンのほとんど男性なのです。それも推定年齢だいたい35歳以上。はっきり言っちゃうとオッサンファンばかりです。僕自身も完全無欠のオッサンファンなので、それはそれで全然いいんですが、中には女性ファンがいないことを問題視する人がいて、どうやったら「女子プロレスの会場に、女性ファンを呼べるのか?」なんて方法をツイッター上に定期的に論議しています。

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間違った女性ファンを呼ぶ方法

女性ファンを呼ぶ方法は、おおよそ次の3つに別れていて、どれもまぁ正論ではありますが、でもやっぱり実行したとしても効果なんてなさそうなものばかりです。せっかくなので、ちょっと見てみましょう。

1.カメラ撮影を禁止にする

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

今、もっともホットな話題がこれです。女子プロレスって選手が露出の高いコスチュームで戦います。それでいて足を開いたりなんのをするもんだから、一部のオッサンファンはその劇的な瞬間を自前のカメラに抑えようと躍起になります。Twitterを見ると、前に座っている人のカメラの液晶画面を見たら「股間ばかりアップで撮っていた」なんて証言もあるようです。

たしかに女性ファンからしたら、目の前に座っているオッサンファンが女子プロレスラーの股間ばかり撮ってたら気持ち悪いかもしれません。二度と行きたいと思わないでしょう。

この行為自体は昔からあることなんですが、とある女子プロレスラーがこれを拒否するツイートをしたところ、「股間ばかり撮っている人は出禁にしろ」から「カメラ撮影自体を禁止にしろ」にまで話題が発展しているようです。

でも、ちょっと待ってください。オッサンファンが股間を撮るのを止めたら、女性ファンは会場に来るようになりますか?カメラ撮影を禁止にしたら、女性ファンは会場に来るようになりますか?結論から申し上げましょう。まったくもって関係ないでしょう

これはもう論ずるより見てもらうほうが早い。下の2枚のイラストを見比べてみてください。

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

いかがでしょう?見ての通り、1枚目が「股間ばかり撮っているオッサンファン」で、2枚目が「股間を撮っていないオッサンファン」のイラストです。なにか印象が変わりますか?まったく変わりませんよね。

次は、この2枚のイラストを見比べてください。

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

これは分かりやすいですね。1枚目が「股間ばかり撮っているオッサンファン」で、2枚目が「写真撮影をしていないオッサンファン」のイラストです。でも、違いは分かりまふが、印象は変わりますか?まったく変わりませんよね。ただ、オッサンファンがたくさんいるだけです。

1つ目の結論です。ここまで3枚のイラストを見てきました。「A.股間ばかり撮っているオッサンファン」と「B.股間を撮っていないオッサンファン」と「C.写真撮影をしていないオッサンファン」のイラストです。AとBは見た目も印象もほぼ違いなし、Cは見た目は変わりますが印象的はほとんど変わりません。つまり、どのような撮影をしてようと、周囲から見るとオッサンファンがたくさんいるだけで、印象は変わりません。これでは女性ファンは入りにくいまま。「ちょっと見てみよう」なんて思うはずがありません。

なので、オッサンファンが何を撮影してようと、女性ファンの集客には影響がありません

2.身だしなみを整える

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

これもよく聞きます。ヨレヨレのTシャツや、10年以上も同じズボンを履いている汚いオッサンファンばかりいるから、女性ファンが入りにくいということです。これもイラストを見比べてみましょう。

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

どうでしょう?多少、見た目が変わりましたね。でも、印象は変わりません。汚い服着たオッサンファンが、綺麗な服着たオッサンファンに変わっただけです。周囲から見るとオッサンファンがたくさんいるだけなことに変わりません。これでは女性ファンは入りにくいまま。「ちょっと見てみよう」なんて思わないでしょう。

あっ、でも臭いには気をつけてください。卵が腐ったような異臭が流れる会場は、同じオッサンファンの僕でもキツいです。

3.女性ファンを優遇する

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

これもよくある方法です。具体的には女性ファン専用エリアを作ったり、女性ファンは入場料を安くしたりする方法ですね。限定的に有効だと思います。だって、女性ファンはオッサンから隔離されますし、安い価格でチケットを買えるわけですからね。

でも、僕はそんなの嫌です。まぁ百歩譲って女性ファン専用エリアはいいでしょう。今の女子プロレスで会場が満員になることはまずないですから。でも、女性ファンだからといって入場料が安くなるのは反対です。じゃあ、その安くなった入場料は誰が負担しているのかというと僕のようなオッサンファンだからです。

仮に5,000円の座席を女性ファンのみ1,000円で売ったと考えてみてください。同じ座席なのに、女性ファンは1,000円で入れます。対してオッサンファンはというと、それより4,000円も余分に払わないと入れません。差額の4,000円は何でしょう?これは、オッサンであるという罪の差額です。ただオッサンなだけなのに、オッサンだという罪を償う懲罰金が4,000円。そんなの嫌です、心狭いのは自覚しています。それだったら、仲良く3,000円ずつ払って同じ席で見ましょう。

「でも、結果的に女性ファンが得してるんだったら、女性ファンが増えるんじゃね?」と考えたあなた、間違ってます。最初に「よくある方法」と言いましたよね。この方法は今まで何度か行われています。でも、女性ファンは増えていません。つまり、女性ファンを優遇したところで女性ファンは増えないのです。

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女子プロレスの会場に、女性ファンを増やす方法

さて、ここまで3つの女性ファンを増やす方法を見てきました。その気になれば明日からでも実行できますが、いずれも効果的ではないことがお分かりいただけたことでしょう。

でも、批判ばかりして意見を出さないのは卑怯です。そこで、僕から「女子プロレスの会場に、女性ファンを増やす方法」をひとつだけ提案させていただきます。

もったいぶるのも何なので、さくっと言っちゃいます。

それは「オッサンファンが一人ずつ女性ファンを連れてくる」です。

女子プロレスの会場に、女性ファンを増やすたった一つの方法

だって女性ファンって、どれだけ優遇されていようと、その空間にオッサンしかいなければ入ることに抵抗がありますよね。お洒落な空間で、美味しいスイーツが出てきて、サービスもバッチリな店があったとしても、中にオッサンしかいなかったら入れないでしょう。

上に挙げた方法を試してみたところで、女子プロレスの会場内にはオッサンファンばかりなことに変わりはありません。外的な要因をどれだけ是正したところで内的な要因が変わらなければ意味はないのです。

では、今いるオッサンファンが全員女性ファンを連れてきたとするとどうでしょう。これまでオッサン率100%だった会場が、少なくともオッサン率50%に下がります。残りの50%が何かと言うと、もちろん女性ファンですよね。女性ファン率50%のプロレス会場、これなら女性ファンも入りやすいはずです。こうなったら後は雪崩式、女性ファンは女性ファンを連れてくるので、さらに女性ファンが増えていきます。最終的に女性ファン比率は75%くらいまで高まるのではないでしょうか。

ここまで来たら逆にオッサンファンが少なくなって優遇されるかもしれません。オッサンファン専用エリアができたり、オッサンファンは1,000円で入場できるようなったりするかもしれません。10,000円あれば10回もプロレス見れる。すっげぇ嬉しい。

なので結論は、女子プロレスの会場に女性ファンを増やすのならば、オッサンファンが女性ファンを1人ずつ連れてくるのが一番です。

 

Twitter上であーだこーだ言うより圧倒的に効果的だと思います。一人ずつがちょっと心がけるだけで実現可能な方法です。次回の観戦からでけっこうです。試してみてください。

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