プロレス界最大のイベントといえば、新日本プロレスのG1クライマックスです。
これを機会に、プロレス見に行ってみようかな~なんて人も多いのではないでしょうか。
しかし、軽い気持ちで見に行くと、後悔することになります。
なぜか?今日は、その理由を紹介します。
G1クライマックスに行ってはいけない30の理由
一つずつ紹介していきましょう。
チケットが高い
ここ最近、新日本プロレスのチケットは高くなっていますが、その中でもG1クライマックスのチケットはさらに高い。
でも、そのぶん楽しさは保証付き!高いお金を出す価値は絶対にあります。
きっと忘れられないプロレス観戦となるでしょう。
Tシャツが欲しくなる
プロレスに限りませんが、プロレスTシャツって着るのに抵抗がありますよね。
なぜ、みんなお揃いの、お世辞にもカッコイイとは言えないようなデザインのTシャツを恥ずかしげもなく着ているのでしょうか?
でも、答えはすぐに分かります。
プロレスの会場に入って数時間後には、あなたも売店でTシャツを買って着ているはずですよ。
よくよく見ると最近のプロレスTシャツはデザインだってカッコいい!普段着としても重宝するようになります。
チケット代以上に飲み代がかかる
プロレスを観た後は、どうしても誰かと語り合いたくなるもの。
とにもかくにも、会場周辺の居酒屋に入って、閉店までプロレスについて語り合ってしまいます。
もちろん、試合終了後の会場近辺は、プロレスファンで溢れ帰っています。
熱気に溢れていることでしょう。
話に夢中になるあまり、気づけば、チケット代以上に飲み代がかかってしまうかもしれません。
明日から食費を切る詰めるはめになるでしょう。
会場が混んでいる
G1クライマックスでは、ほぼ全ての会場が超満員となります。
当然、椅子席はギュウギュウ、立ち見席は足の踏み場もありません。
その圧迫感たるやかなりのもの。
落ち着いて観戦なんてできるはずがありません。
でも、それこそがG1クライマックスであり、本来のプロレスのあるべき姿。
超満員に膨れ上がった会場が、試合を一層盛り上げます。
選手の体が心配になる
G1クライマックスで熱くなるのは、ファンだけではありません。
もちろん、試合をする選手だって熱くなります。
ときには熱くなりすぎて、普段よりも難易度・危険度の高い技を出してしまうことがあります。
盛り上がります、盛り上がります。
しかし、見ているこっちが心配になるくらい、試合が熱くなりすぎることもあります。
もうホント選手の体が心配。
怪我だけはしないように気をつけてください。
お盆に帰省できない
G1クライマックスの決勝は、毎年8月の中旬に行われます。
8月の中旬といえば、世間はお盆のど真ん中。通常であれば、田舎に帰省する時期です。
けれど、G1クライマックスの決勝戦は、東京・両国国技館で開催するのが通例のため、帰省できなくなってしまいます。
「今年も帰ってこないの……」
故郷の両親の言葉が胸に突き刺さりますよね。
お盆に旅行に行けない
G1クライマックスの決勝は、毎年8月の中旬に行われます。8月の中旬といえばお盆です。
お盆休みを利用して、旅行に行く人も多いのではないでしょうか。国内?海外?家族友達恋人と一緒に羽根を伸ばして…。
なんて妄想は、G1クライマックスがすべて打ち砕きます。
お盆の予定は、G1の決勝戦が行われる場所の一択です。
「今年のお盆は予定があって……」
嘘に嘘を重ねる羽目になります。
グッズを多めに買ってしまう
新日本プロレスでは、G1クライマックスに合わせて多くのグッズが発売されます。
ついつい……買ってしまいますよね。
特に決勝が行われる両国技館三連戦には、全て違うグッズを身にまとって観戦したい。
そうなると、Tシャツだけでも三種類揃えてしまいます。
気持ちは熱くなりますが、懐が寒くなります。
タッグマッチの醍醐味を味わえない
G1クライマックスは言わずもがな、シングルマッチが中心のリーグ戦(トーナメントのときもあり)です。つまりタッグマッチは前座戦線に追いやられるのです。
誤爆したり裏切ったり裏切られたり、プロレスの醍醐味はタッグマッチにこそ詰まっています。
G1クライマックス中はそれがあまり味わえません。
これはあまりにもったいない話です。
G1クライマックス以外のシリーズも観戦して、しっかりプロレスの魅力を味わいましょう。
負けの美学を学べない
G1クライマックスはリーグ戦である以上、どうしても勝敗に注目が目がいきがちです。
でも、プロレスの魅力って勝敗だけではありませんよね。
ときには負けたほうにスポットライトが当たるのがプロレスです。
G1クライマックス中は、プロレス特有の負けの美学を学べないのです。
他の試合を観にいけない
G1クライマックスは夏の本場所と言うだけあって、選手の試合にかける意気込みが桁違いです。
他の試合で手を抜いてるなんてことは毛頭いうつもりはありませんが、最初にG1クライマックスの試合を見てしまうと、あまりの激しさに、他の試合や他の団体の試合を見れないようになるかもしれません。
新日本プロレスのG1クライマックスが激しすぎるのです。
くれぐれも、全てのプロレスがこの熱さだと思わないようにしましょう。
自分の年齢を思い出してしまう
G1クライマックスも今年で30回目。それだけ歴史があるとついつい過去の大会を振り返ってしまいます。
第一回が行なわれたのはいつだっけ?武藤選手が初優勝を飾ったのは?山ちゃんが準優勝をしたのは?第三世代で始めて優勝したのは誰だっけ?
などなど…
過去の大会を振り返りつつ思い出すのは自分の年齢。
蝶野選手が連覇したとき、俺(私)は○○歳だったんだ…。
自分の年齢を思い出しすぎるのは禁物です。
寿命が縮む
G1クライマックスを見ていると、ヒヤヒヤすることが多々あります。
推しの選手は出場するのか?どんな対戦カードが組まれるのか?選手は無事に戦いきれるのか?怪我なくシリーズを終えられるのか?無茶をしすぎていないのか?などなど。
期待が大きい反面、それに応えようとする選手を見てると、こっちまで寿命が縮む思いです。
見てるだけで、寿命が縮んでしまいます。
凄すぎて、試合が終わるのが悲しすぎる
G1クライマックスでは、通常のシリーズであれば決まっているであろう技も決まらないもの。
選手だってついつい死力を尽くしすぎて、延々とカウント2.9の攻防が続くことだってあります。
あまりの一進一退の攻防に、試合が終わった後の虚無感はいつもより強烈なのです。
できれば、いつまでも試合を続けて欲しい。このまま時間が止まってほしい。
選手の体調を考えない、非科学的な要望に打ちひしがれてしまうのです。
残りの試合を全部観たくなってしまう
G1クライマックスは、一度観戦してしまうと次の試合がめちゃくちゃ気になるようになります。
後楽園ホールの次は浜松で試合…、やりくりすれば、観にいける。その次の後楽園ホールも…次の大阪や福岡だって…。
というように、ついつい残りの試合全部に遠征したくなってしまうのです。
会社や学校に行けなくなってしまう
G1クライマックスは全19大会の長丁場。全ての試合を実際に観戦するのは無理だとしても、新日本プロレスワールドに加入すれば全ての試合を観れちゃいます。
良かった試合はついつい何回も繰り返し観てしまい…。
もう学校や会社に行ってる暇はありませんよね。G1クライマックスで人生を棒に振らないように注意しましょう。
珍特訓に期待してしまう
G1クライマックスの風物詩と言えば永田裕志選手の珍特訓です。
ラーメン屋で修行したり、リンボーダンスをしたりエアロビをしたり…。
G1クライマックスファイナルとなる今年は、海でトホホな特訓を行いました。
最近、優勝から遠ざかっているところを見ると、実際に効果が出ているのかは少しばかり怪しいですが、やっぱり気になります。気になりすぎて、試合の内容が頭に入らないなんてことがないよう注意しましょう。
残念ながら、永田選手はG1クライマックスを卒業しましたが、SANADA選手があとを継いだようです。
得失点が複雑すぎて覚えられない
G1クライマックスと言えばあまりに複雑な星勘定。
とくに序盤で負けが込んだ選手が優勝するのはプロレス界特有のジンクス。
今日負けたとしても残りの試合に全勝すればとか、最初は好調だった選手が連敗したり、引き分けだったら1点だけど無効試合だったら0点だとか、得失点差を気にすると肝心の試合を見るのが疎かになることもよくあること。
星勘定も重要ですが、あまりにそればかりに気をとられていますと、試合内容を覚えられない危険性があるのです。
キャデラックでの優勝パレードが見たくなる
G1クライマックスを長く見続けているファンであれば、2004年といえば、天山選手のキャデラックによる優勝パレードが思い浮かぶでしょう。
しかし、ファンになって日が浅いと光景が全く頭に浮かびません。
天山選手が優勝?金本浩二選手が同乗した?
ハチャメチャ過ぎて想像できないですよね。
座席が狭すぎる
G1クライマックスは、すべてが満員札止めになりです。
そして後楽園であろうと、愛知であろうと、両国国技館であろうとです。
ただでさえ熱い夏の熱いG1クライマックスの会場で、ぎっしり詰め込まれたプヲタは地獄絵図!
せめてウチワで仰いで熱気をしのぎましょう。
過去の試合を全部観たくなってしまう
G1クライマックスと言えば歴史が大切。
過去全ての大会を見直したくなるのは避けられません。
全部の試合を見かえすとなると、いったいどれほどの時間がかかるのでしょうか?
それでもやっぱり見たくなるのがプロレスファンの性質。眠たい目をこすりながら過去の大会を全て見直してしまうのです。
座布団を投げられない
G1クライマックス第一回大会を見てると、蝶野選手が優勝した後、会場から座布団が投げ込まれていることに気づくでしょう。
これは、蝶野選手の優勝を祝ってのことです。
しかし、大量の座布団が宙を舞うのはあまりに危険。それ以降、両国国技館ではプロレスの興行に座布団は用意されなくなりました。
投げたくても投げられないジレンマに苦しむことになるでしょう。
過去のG1クライマックスを見てこなかった自分に後悔する
ネットで過去の大会を見られるとはいえ、実際にその時の空気を体験しているとしていないでは大違い。
第一回のG1クライマックスが始まったとき、好きな選手がG1クライマックスで優勝した時など。
自分はそのとき何をしていたのだろう?何故G1クライマックスを見ていなかったのだろう?
激しく後悔してしまいます。
新日本プロレスワールドに加入してしまう
月額999円。
けっして安い金額とは言えません。
下手したら一日の出費よりも高いかもしれません。
だけど、G1クライマックスの楽しさを知ってしまったら、加入してしまうのは不可避。
たった999円払うだけで、過去も含めた新日本プロレスのほとんどの試合を見られてしまう新日本プロレスはとってもお得。
どんな倹約家でも、ついつい加入してしまうのです。
暑い!
G1クライマックスは暑いです。
ここでの「暑い」は、試合に熱があるとかではなく、ホントに物理的に暑いという意味です。
G1といえば夏!日本は、異常気象の真っ只中!
プロレスの会場って、駅前みたいな便利な立地にないですよね。
たいてい駅から徒歩数十分とかバスとか不便なとこにあります。
さらに、エアこんで快適なんてところは少なく、だいたいが何十年も昔のエアコンで会場を無理やり冷やしています。
つまり、とても暑いのです!
でも、それ以上に熱い試合が見れますよ。
ワールドか会場観戦かで悩む
新日本プロレスワールドは、G1クライマックスの全試合をLIVE配信しています。
そうすると、会場で直接見るか、ワールドで自宅観戦かで迷います。
プロレスは会場で見るのが一番だけど、チケット代はかかるし行くまでの時間だってかかります。
ワールドだと、エアコンの効いた部屋でゆっくりと見れるから快適…
とはいえ会場で見たいし…。でも、家で手軽に見たいし…。
毎試合、迷います。
SNSを見れない
今やSNSは生活の一部。
ちょっとした空き時間でSNSを開く、なんて人も多いのではないでしょうか。
しかし、G1期間中は、そういうわけにはいきません。
なぜなら、SNS上で試合結果を含む、ネタバレをしている人がいるからです。
帰りの電車やエレベーターの待ち時間。ついついSNSを開く人もいるでしょう。
家に帰ってからワールドで試合を見るばずが、先にSNSで結果を知ってしまった、なんで経験は誰でもあるのではないでしょうか。
G1クライマックス中は、SNS厳禁です。
夏のイベントを満喫できない
夏といえば、さまざまなイベントが目白押し!
海に山にプールに夏フェスなど、夏ならではイベントがぎっしりと詰まっています。
だけど、G1クライマックスの楽しさを知ってしまったら、他のことには何も手がつけられなくなります。
海日和の日も、山日和の日も、プール日和の日も、フェス日和の日も、ついついG1クライマックスばかり見てしまうのです。
プロレス遠征に行ってしまう
G1クライマックスは北海道から鹿児島まで、日本全国で試合が行われます。
なので、お目当ての試合が、自分の家の近くの会場でやるとは限りません。
「どうしても生で観戦したい……」そんなときはどうするか?
はい、そうです!遠征ですね。
必要最小限の荷物とチケットだけを握りしめ、ついつい遠征してしまうのです。
遠征先で、観光してプロレス見て美味しいもの食べてホテルに泊まって……。
遠征の醍醐味に目覚めてしまうのです。
海外にまで行っちゃう
2019年から、ついに海外でG1クライマックス公式戦が行われるようになりました。アメリカのテキサス州ダラスです。
まさか、プロレスを見るために海外まで行く人なんて……、いや、SNSを見てるとけっこうな人が行っているようです。
いや、海外って、海外って……、誤解を恐れずハッキリいいますよ。
めちゃくちゃ羨ましいじゃないですか。
残念ながら、多く人はそこまでの費用がありません。なので、海外まで行っている人を見て羨ましい気持ちでいっぱいになっちゃいます。
G1クライマックスさえなければ、こんな気持ちになんてならなかったのに……、来年は自分も行ってやる!
なんて気持ちになります。
ハマりたくない人は避けてください!
以上、うっかり新日本プロレスのG1クライマックスに行ってはいけない30の理由を紹介してきました。
悪いことは言いません。
せっかく購入したG1クライマックスのチケットではありますが、すぐに返金するなり譲るなりして、チケットを手放すことをおすすめします。
もし良ければ、その決勝戦のチケットを私にお譲りいただければ…。