【10万文字以上】内藤哲也が支持される理由

アニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』的なプロレス

この記事は約4分で読めます。
アニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』的なプロレス

アニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(以下、防振り)』を見ました。

『防振り』のあらすじを簡単に紹介すると、オンラインRPGに参加した主人公が、痛いのは嫌だといういことで、防御力にだけ特化した歪なステータスで活躍するという話です。

プロレスに例えると、力も技も素早さもないけれど、異常なタフさだけを持つ選手が活躍するということです。

うん、おもしろそうですね。ちょっと妄想してみましょう。

スポンサーリンク

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。とは?

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 (カドカワBOOKS)

もうちょっとだけアニメのあらすじを紹介しましょう。

主人公の楓(かえで)は、オンラインRPG(VRMMO)に初挑戦。最初のステータス設定で「痛いのは嫌」という理由で、不人気の「大盾」を選び、ステータスも全て防御力に振ります。出来上がったのは、攻撃力も素早さもないアンバランスなプレイヤー。しかし、いろんな幸運が舞い込んで強敵を倒し、仲間を集めながらゲーム内でも有数のプレイヤーとなっていく話です。

スポンサーリンク

技を出さずに勝つ

プロレスでいうと、異常なタフさで相手の技をすべて受けきり、そのうち相手が攻め疲れてダウンするというような感じです。プロレスの技って、出す方もスタミナをロスするって言いますもんね。例えば、ハイフライフローなんて、確実に自分もダメージを受けるけど、それ以上に相手にダメージを与えるから必殺技となるわけで、もし相手がダメージを受けないとなると、ただの自爆技になってしまいます。上手く相手に諸刃の剣的な技を出させて、それを無傷で受けて試合に勝つような感じです。

でも、それだけじゃ試合が単調になってしまうので途中からはタッグパートナーを加えます。パートナーは素早さに特化していたり、攻撃力に特化していたりします。防御に特化した選手が相手の技を受けて、素早さや攻撃力の特化した選手が試合を決めるという感じでしょう。

後のほうでは仲間たち全員が主人公と同じ防御力になるスキル(技)も手に入れます。相手チームは手も足も出ず、疲れたところを攻めてもいいし、攻撃力に特化した人が勝負を決めても良いわけです。

スポンサーリンク

アンバランスなユニット

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 (1) (角川コミックス・エース)

アニメの最後のほうでは、ギルド対抗戦というユニット闘争みたいなものが始まり、主人公たちのユニットは少人数ながら、大規模なユニットを圧倒するようになります。戦力で勝る大規模なユニットを退けたあたりで、アニメはいったん終了ということになります。

で、思うのはやっぱりデコボコなユニットって魅力的ですよね。『防振り』では、主人公が防御力に特化してるので、歩くのがめちゃくちゃ遅かったり攻撃力が異様に低かったりしています。それを同じくアンバランスな仲間たちと助け合って行きます。けっこうバランスの良い仲間もいますが、アンバランスな仲間のほうが目立ちます。

最近のプロレスラーって、けっこうオールマイティーなタイプが多いじゃないですか。力が強くて技も上手で、スタミナもあってそれでいて見た目もかっこいいみたいな。それはそれで良いのですが、アンバランスなタイプにも魅力はあるわけです。いや、むしろそういう選手のほうが好き。

最近ですとそういった強い選手って、鈴木軍のザック・セイバー・ジュニア選手でしょうか。見た感じ細くて、力もなさそうで打たれ弱そうだけど、関節技がめちゃくちゃ強いです。これでタッグパートナーがめちゃくちゃ力が強いモンスタータイプだったら、いかにも『防振り』的でおもしろいなと思いますが、今のところはそんなことないようですね。

スポンサーリンク

究極アンバランス

アニメ『防振り』でおもしろいのは、なんだかんだで主人公がめちゃくちゃ強くなってしまって、だんだん手が付けられないようになるんですね。だって、相手の攻撃を全て吸収しちゃうなんてスキル(技)だって覚えてしまいますからね。そんなのそりゃ最強だって。

でもそれを防ぐために、運営側はいろいろと調整してきます。例えば攻撃を吸収できるのは10回までだとかというような感じで、一方的にならないようにルール自体を変えてしまうのです。ザック・セイバー・ジュニア選手でいうと、グラウンドは10秒までと制限をかけられるような感じですかね。それでも、さらに強いスキル(技)を駆使してやっぱり強いのですが……。しまいには運営側も「もう知らん」とさじを投げてしまうのです。あとはもう青天井のように強くなって、しまいにはロボットになったり化け物みたいになったり羊みたいになったりします。

アニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』は2020年1月から3月にかけて放送されました。今はAmazonプライムで見ることができます。原作は今も続いていて、アニメも時期は未定ながら続編の制作が発表されました。これを読んで、「まぁちょっと興味持ったよ!」なんて人は、見てみてください。

タイトルとURLをコピーしました