10.9両国国技館大会で、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに新メンバー追加。
このタイミングで、週刊プロレスに内藤哲也選手のインタビューが掲載された。
制御不能男に厳しく突っ込む
著作権があるので、ここに内容は書かないが、とてもおもしろいインタビューだった。僕が読んだ感想を記すので見てほしい。
なぜメンバーを増やす?
髙橋ヒロム選手が加入したのが2016年12月なので、約2年間、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンはメンバーが変わっていない。
欠場による短期的な増減はあったものの、長期に渡ってメンバーが減るのは初めてのこと。
今のハポンの勢いを見ると、4人でも新日本を盛り上げることは可能。でも内藤選手はそうしなかった、なぜか?
それは、髙橋ヒロム選手に危機感を与えるためだと思う。
内藤選手曰く「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは競い合うチーム」。
もしかすると、新しく加入した選手が髙橋ヒロム選手のポジションを奪ってしまうかもしれない。
欠場中の髙橋ヒロム選手は、激しい危機感に襲われるだろう。新たな居場所・役割を考えようとする。チームに必要なのは何か?
新加入した選手だって、ヒロム選手の代打要員で終わるつもりはないはず。
EVIL選手、SANADA選手、BUSHI選手だって、もちろん内藤選手だって同じ。単に席を空けて待っているつもりなてまったくない。
「復帰する頃には、おまえの居場所はないかもよ」
2015年新春。中邑真輔選手、AJスタイルズ選手が離脱した新日本で、新たな居場所を見つけた内藤選手ならではの考えなのだろう。
本当にベルトの価値を超えたのか?
最近の内藤選手は物足りない。
2018年の内藤選手の主な試合を振り返ってみよう。
- 1.4 vsオカダ・カズチカ(東京ドーム)
- 2.10 vsYOSHI-HASHI(大阪府立体育館)
- 3.6 vsタイチ(大田区立総合体育館)
- 4.29 vs鈴木みのる(グランメッセ熊本)
- 5.9 vsクリス・ジェリコ(大阪城ホール)
- 9.17 vs鈴木みのる(ビーコンプラザ別府)
印象に残る試合、出来事はあるか?
試合があったことは覚えているが、昨年残したような大きな印象はとくにない。
内藤選手は、自身を指して「ベルトを超えた存在」だと言ってきた。
本当にそうだろうか?
この言葉を免罪符に、第一線から逃げていただけではないのか?
G1クライマックスを制覇した2017年の夏、内藤選手の言葉は神がかっていたように思う。圧倒的な説得力があった。
2018年にはそれがない。
インタビューでは、この原因について週刊プロレスが厳しく追求する。
かなり納得できる内容だ。ぜひ読んでみてほしい。
三年連続MVP(プロレス大賞)は?
前項、主な試合の戦績は4勝2敗。
ビッグマッチの戦績としてはけっして悪くない。
しかし、MVPを獲りうる活躍があったかと問われると怪しい。
IWGPヘビー級王座を獲り、海外でも支持を集めるケニー・オメガ選手や、G1を制覇し、映画でも活躍する棚橋弘至選手らのほうが、MVPとしてふさわしいのではないか。
直近の両国国技館大会でのカードは、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと鈴木軍による8人タッグマッチだ。
「X」の新加入はあるが、内藤選手個人にスポットが当たる場ではない。
年末まで残り3ヶ月。
3年連続のMVP(プロレス大賞)を狙うことはできるのか。
週刊プロレスインタビューまとめ
週刊プロレス編集長による、4ページに渡る内藤選手へのインタビュー。
実に読み応えがあった。
紙面によると、インタビューの裏テーマは「内藤選手に厳しくつっこむ」。
ファンが感じていやモヤモヤを追求している内容になっている。
可能ならば一字一句コピーして、ここに掲載したいところだが、さすがにそれは無理。
学校帰りや会社帰り、ウェブ通販で、ぜひ週刊プロレスを買って読んでいただきたい。
