新日本プロレスで戦うレスラーは、2つの階級に分けられます。
それは
- ヘビー級の選手
- ジュニアヘビー級の選手
です。
この2つの階級は体重制限にて分けられています。
ジュニアヘビー級の条件
では、何キロ以上の選手がヘビー級で、何キロ未満の選手がジュニアヘビー級選手なのでしょうか?
体重制
新日本プロレスの競技者規約には、次のように書かれています。
新日本プロレス認定の選手権試合には次の体重二階級を設ける。
- ヘビー級100.00キロ以上
- ジュニアヘビー級100.00キロ未満
IWGP各選手権ルール(プロレスリング競技者規約抜粋)第二条
とても分かりやすいですね。
つまり、体重が100キロ以上だとヘビー級で、100キロ未満だとジュニアヘビー級。
他には何も書かれていないので、これが唯一の条件です。
宣言制
だけど、プロレスは、ボクシングのように厳密に体重で分けられてはいません。違う階級の選手同士が戦うことだってよくあります。
それに、100キロ未満の選手がヘビー級選手が中心の大会に出ることだってありますし、ヘビー級の王座に挑戦することだってあります。実際に100キロ未満でありながら、ヘビー級の王座を持っている選手だってたくさんいます。
かなり、入り乱れているのです。
じゃ、どうやってヘビー級とジュニアヘビー級を分けているのかというと、
それは、
「宣言をする」です。
例えば、体重90キロの選手でも、「ヘビー級で戦います」と宣言すれば、ヘビー級の選手となります。
逆に95~99キロと、極めてヘビー級に近い選手でも「ジュニアで戦います」と言えば、ジュニアヘビー級の選手になります。
さすがに、体重100キロ以上の選手が「ジュニアヘビー級になります」と言っても、それは規約違反だから認められはしません。
以上、新日本プロレスのヘビーとジュニアの分け方でした。
G1クライマックス28出場選手の体重
参考までに、2018年のG1クライマックスに出場した選手の体重を紹介します。
名前 | 体重 |
---|---|
バッドラック・ファレ | 156キロ |
矢野通 | 115キロ |
マイケル・エルガン | 111キロ |
真壁刀義 | 110キロ |
オカダ・カズチカ | 107キロ |
EVIL | 106キロ |
後藤洋央紀 | 103キロ |
YOSHI-HASHI | 102キロ |
内藤哲也 | 102キロ |
鈴木みのる | 102キロ |
棚橋弘至 | 101キロ |
SANADA | 100キロ |
ジェイ・ホワイト | 100キロ |
ジュース・ロビンソン | 100キロ |
石井智宏 | 100キロ |
ハングマン・ペイジ | 97キロ |
タマ・トンガ | 95キロ |
飯伏幸太 | 93キロ |
ケニー・オメガ | 92キロ |
ザック・セイバーJr. | 85キロ |
これを見ると、ジュニアヘビー級で戦える選手が多く出場していることが分かります。
彼らの多くは、ジュニアヘビー級からヘビー級に転向した選手ばかりです。
ギリギリ100キロを越している選手もそうですね。ちょっとだけ絞ればジュニアヘビー級で戦えるような気もしますが…何か思うところがあるんでしょうね。