制御不能なカリスマとして、絶大な人気を誇る新日本プロレスの内藤哲也選手。
実際に新日本プロレスの会場で試合を見た人は、あまりの人気に驚くことかと思います。
なぜ、ここまで人気があるのでしょうか?
内藤哲也プロフィール
内藤哲也選手のプロフィールを見てみましょう。
- 本名:内藤哲也(ないとうてつや)
- ニックネーム:制御不能なカリスマ、スターダスト☆ジーニアス
- 身長:180cm
- 体重:102kg
- 誕生日:1982年6月22日(35歳)
- 出身地:東京都足立区東島根
- トレーナー:アニマル浜口
- デビュー:2006年5月27日
- 血液型:AB型
内藤哲也選手は元々プロレス好きの少年でした。
初めて自分でチケットを買って見に行ったときに「これ(プロレス)がお客さんの前でできてお金もらえるなんて、こんないいものはない」と思い、プロレスラーになることを決意します。
その後、アニマル浜口さんのトレージングジムに通い、新日本プロレスの入門テストを受けて、プロレスラーになりました。
制御不能なカリスマへ
制御不能なカリスマとして人気の内藤哲也選手も、以前は正統派のプロレスラーでした。
あまりに正統派すぎたためか、プロレスファンから受け入れられず、試合中にブーイングが飛ぶこともしばしば……。
しかし、2014年に遠征したメキシコで、自由奔放に戦う地元のレスラーを見て、今のスタイルに開眼。
帰国後、試合中なのに控室に戻るなど、制御不能な戦い方を初めます。
最初はファンも戸惑っていましたが、徐々に受け入れて、今の絶大な人気に繋がります。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
一回聞いただけでは、絶対に覚えられないフレーズですが、メキシコ語で「制御不能なやつら」という意味の言葉です。
内藤哲也選手を中心とする、ユニットの名前です。
メキシコのプロレスラーたちが名乗っていたグループの名前を、内藤哲也選手が新日本プロレスに持ち帰りました。
末尾の「デ・ハポン」は「日本」を意味します。
なので、日本語に訳すと「制御不能なやつら日本版」というところでしょうか。
最初は、内藤哲也選手一人でしたが、EVIL選手、BUSHI選手、SANADA選手、髙橋ヒロム選手が仲間にして戦力拡大。
新日本プロレスで一番の人気ユニットとなりました。
内藤哲也タイトル戴冠歴
制御不能となった内藤哲也選手は、数々のタイトルを獲得します。
2016年には、新日本プロレス春の最強戦士を決める「ニュージャパン・カップ」で優勝し、直後に挑戦したタイトルマッチで、新日本プロレス最高峰のタイトル「IWGPヘビー級王座」を獲得。
2017年には、新日本プロレス、夏の祭典「G1クライマックス」で優勝し、2018年1月4日の東京ドーム大会でメインイベントを務めます。
2016年・2017年には、東京スポーツ紙が毎年選出するプロレス大賞を、2年連続で受賞しました。
これは、長いプロレスの歴史でも、数人しか達成していない記録です。
今年も受賞し3年連続となると、アントニオ猪木さん、天龍源一郎さんに次ぐ記録となります。
今から、授賞式が楽しみですね。
内藤哲也名言集
内藤哲也選手は、さまざまな印象的な名言を残しています。
トランキーロ!
メキシコ語で「あせるな!」という意味の言葉です。
メキシコ遠征時に、出番を求めてはやる内藤哲也選手を制するため、仲間のレスラーが言ったのが始まりです。
過去の内藤哲也選手同様、はやる選手をたしなめるように使います。
内藤「インタビュー読んだよ。ジュースはナーバスになってるらしいな。夜も眠れないぐらいナーバスなんだろ? おいおい、別府大会まであと4日だぜ。そんな時、ジュースにはあの言葉を思い出してほしい。そう、まさにトランキーロ。あっせんなよ。」
カブロン!
メキシコ語で、とても良くない意味の言葉です。
相手を挑発する時、なんだか機嫌が悪いときに使います。
内藤「ねえねえ、棚橋はなんで会場へ姿を現さないの? 欠場して、対戦カードが変わってしまってるんだよ。見に来ていただいたお客様に対して、申し訳ないっていう気持ちは、ないわけ? まあ、明日は後楽園ホール大会、自宅からタクシーに乗れば、簡単に来れる距離だろ? 欠場して対戦カードが変更してしまったことに、申し訳なさを感じてるんだったら、さっさと会場に来て、顔見せろ、カブロン」
ロス・インゴベルナブレス・デ!! ハ!! ポン!!
内藤哲也選手の試合を見る前に、絶対に覚えておきたい言葉です。
試合後、ユニットのメンバーが集り、内藤哲也選手が一人ずつ紹介した後、最後に「デ!! ハ!! ポン!!」の部分を観客と一緒に大合唱します。
内藤「 いまの俺なら、自信を持って、言える。この新日本プロレスの、主役は…俺だ。最後に、我々LOS INGOBERNABLES de JAPONを応援して下さる両国のお客様、2017年夏のファイナル、思う存分、叫んで下さい。(※以降、ファンが内藤と大合唱)EVIL! BUSHI! SANADA! ヒロム! イ・内藤! ノスオトロス! ロス! インゴベルルルルルルナ~ブレ~~~~~~ス! デ!! ハ!! ポン!!」
お客様・皆様
なんてことない言葉ですが、内藤哲也選手が使うと、名言へと変わります。
一般的なプロレスラーのマイクアピールと言うと、一方的にがなりたてるだけのものが多いですが、内藤哲也選手の言葉は、常に観客・視聴者に呼びかけるように話すのが特徴です。
「大阪にお集まりのお客様」「内藤哲也の試合を見に来た皆様」というようにです。
常に意識がファンに向いているからです。
だから、内藤哲也選手はファンが望んでいることを敏感に察知できるし、ファンを楽しませることができるのです。
内藤:我々LOS INGOBERNABLES de JAPONを応援して下さる名古屋のお客様、今年最後の名古屋大会のフィナーレ、そして! ここ愛知県体育館では初めての大合唱、皆様、思う存分、叫んで下さい。
内藤哲也選手の人気は、こういった意識の向け方に隠されています。
決めポーズ
内藤哲也選手が好んで使うポーズです。
コンタクトレンズを入れるときのように、指で目を開きます。
メキシコ遠征時、「アジア人は目が細い」という先入観のある現地のファンに対し、「俺の目は開いている」という意味を込めて対抗したのが、このポーズの始まりです。
日本に帰ってからも継続して使用し、内藤哲也選手の決めポーズとなりました
広島東洋カープファン
内藤哲也選手は、プロ野球広島東洋カープの、熱狂的なファンです。
コスチュームには、常にカープの赤色がデザインされています。
2017年8月には、広島カープの本拠地「マツダスタジアム」で始球式を行い、2017年、2018年には球団公式ソング「それ行けカープ」のpvに参加中!
年間150試合以上を行う、過密なスケジュールの中、スタジアムへ足を運ぶことも多いです。
私も、実際に球場で会ったことがあります。
会場マニア
LOS INGOBERNABLES de JAPON
arena de NAGAOKA.
próximo lucha es el domingo en LOS ANGELES. pic.twitter.com/tmMyN9dx3I— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2018年3月21日
もともとプロレスファンだったこともあり、内藤哲也選手は、プロレスの会場が大好きです。
以前は、試合で訪れた会場を、自身のブログで詳細に紹介していました(制御不能化してからは休止)。
今は、週刊プロレスの連載、もしくは内藤哲也選手のツイッターで会場の写真を見ることができます。
内藤哲也まとめ
文中でも少し書きましたが、制御不能になる前の内藤哲也選手は、あまり人気があるレスラーではありませんでした。
いえ…、正確に言うと、人気はありましたが、それ以上にアンチのファンが多く、内藤哲也選手が登場すると、声援以上のブーイングが飛ぶという異様な雰囲気に会場が包まれていたのです。
制御不能となってから、それまでブーイングを飛ばしていた観客も手のひらを返したように声援を送るほど、人気の選手となりました。
今の新日本プロレスで、入場時にコールが起こるのは内藤哲也選手だけ。
それくらい圧倒的な人気なのです。
実際に会場で見てください、おすすめです。
他にも、内藤哲也選手について書いています。下記リンク先から、御覧ください。