夏といえば、新日本プロレスのG1クライマックスではありますが、私にとって2016年の夏は、ギラギラメラメラの夏ではありませんでした。
なぜなら、G1クライマックス決勝三連戦が行なわれた8月12~14日の三日間、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で開催された、ももいろクローバーZ「桃神祭」2Daysに参戦してきたからです。
えっ!2Daysだったら、1日くらいはG1クライマックスの両国国技館に行けたのでは…ですって?
その日は、他のアイドルのイベントに行っていたんですよ。。。
とにもかくにも、プロレス者が両国国技館を目指し「東へ…」と進む中、赤色のコスチュームに身を包んだ私は「西へ…」と進んだのです。
11万5446人のモノノフ
この日、ももクロのライブに集まった観客は、2Daysで11万5446人。
あの広い、横浜国際総合競技場が2階席の最上段までがモノノフ・モノノフ・モノノフです。
「バカになれ…」とは言いますが、本当に全員がバカになったような超ど級のイベントが夏のバカ騒ぎ「桃神祭」。
全編天然 感動大作 単純明快なステージ上で繰り広げるステージは圧巻の一言でした。
414人の演者たち
特に驚いたのが、2Daysでステージに登場した演者たちの数。
ももクロのライブをあまり知らない人の中には、5人で魅せているのではないかと思われている方も多いとは思いますが、そうではありません。
ももクロのライブでは、5人のメンバーのみならず多くの演者が登場するのです。
特に、今回行なわれた「桃神祭」は、祭をテーマとしたもので、秋田のなまはげ太鼓や熊本の菊池白龍祭り、YOSAKOIソーランREDA舞神楽、熊本・菊池白龍祭り、愛媛・うわじま牛鬼まつり、宮城・仙台すずめ踊りなど、日本中の祭がステージ上で再現されるのです。
ひとつのグループで数十人が参加することも珍しくなく、総勢なんと414人が演者として登場。
さらに、ももクロにとってはモノノフ(ファンのこと)だって重要な出演者の一人です。
414人の演者に11万5446人のモノノフが一緒になって歌い叫び、踊り狂って夏の祭を盛り上げるのです。
バカになれ
こういうのってプロレスで考えてもきっと一緒。
試合を観る前から、あーだこーだと余計な詮索をして、真正面からプロレスを見ずに斜に構えてプロレスを見たって、絶対に楽しめませんよね。
真正面からプロレスを見て、結果に一喜一憂するのが完全に正しいプロレスの楽しみ方。
邪推なんて入る余地なんてどこにもありません。
頭のネジをおもいっきり外して、バカ騒ぎをすればいいんです。
よく、アイドルやプロレスといった、世間一般から見て訝しげと見られるようなジャンルは、物知り顔の人たちから「終わった」とか「続かない」とか言われることがありますが、アイドルにもプロレスにも終わりなんてありません。
アイドルやプロレスのような、訝しげなジャンルこそなくなってしまうと、つまらなくなってしまうからです。
アイドルはファンのために歌を歌いますし、プロレスラーはファンのためにレスリングをします。
心も、魂も、全てをファンに与えてくれる、アイドルにプロレスに感謝です。