レッスルワン近藤修司が気になる発言!
5月22日に行なわれたレッスルワン後楽園大会。近藤選手はカズ・ハヤシ選手と組み、中之上選手と吉岡選手と試合を行ないました。近藤・カズ組は終始若手を攻め込みながらも一瞬の隙を付かれ、中之上選手の逆さ押さえ込みで近藤選手が勝利を献上してしまいました。
試合後、近藤選手は敗れた腹いせとばかりに大荒れ。中之上選手に対して椅子を振りかざす暴挙。間一髪のところでタッグパートナーであったカズ選手に制止され事なきを得ました。しかし、その後にマイクを握り気になる発言を行ないました。
「W-1のなかにも、ろくに練習もしないで偉そうにウダウダ文句を言ってるヤツいるだろ?」
「W-1のなかにも」というと、対象はW-1内部にむけてのも。これは内部批判と捕えて間違いありません。
それでは、この発言はいったい誰に対してのものなのでしょうか?
現在、W-1の所属選手は14名(6/3現在)。しかし、この日の対戦相手であった中之上選手と吉岡選手に向けて放った言葉でないことは、近藤選手自身も認めています。
また、若手に対しての発言でもないようですので、アンディ・ウー選手、稲葉選手も対象から外れます。
残りは近藤選手を除く9名の選手。それでは一人一人見ていきたいと思います。
ろくに練習もしないでウダウダ文句言っているヤツは誰か?
浜亮太
キャラクター設定とはいえ、十分な練習をしているようには見えません。しかし、偉そうな発言とは無関係な存在です。おそらく、近藤選手の苛立ちは浜選手に向けてのものではないでしょう。
大和ヒロシ
マイクを持って喋る機会は多いですが、それら全ては明るいアピールであり、偉そうな発言は皆無。また、体つきを見れば十分な練習を積んでいることが分かります。大和選手も近藤選手の怒りの対象ではないでしょう。
真田聖也
暫定的なエースの立場としてマイクを持つことも多く、雑誌でのインタビューに登場する回数も多い。確かに偉そうな物言いこそすれど、近藤選手の言う偉そうな発言とは趣旨が違います。練習もそれなりに積んでいますので、真田選手も対象外だと思います。
KAI
近藤選手と同様、うっ憤が溜まっている選手。両国での敗戦後は居場所を求めてさ迷っています。デスペーラド軍の勧誘にも揺れており微妙な立場。「誰がなんというと、W-1のエースは俺だ!」というお馴染みのマイクアピールもあまり観客の心に刺さりません。練習もしてはいると思いますが、それが観客に伝わってこない。
個人的な意見ですが、近藤選手の発言対象に最も近い選手に感じます。
河野真幸
恵まれた体格を持ちながらも結果を残せていない。あまり絞れていない身体と体制批判のマイクアピール。近藤選手の発言に合致しますが、今更それを指摘されても広がりません。仮に近藤選手が今回の発言をきっかけにヒール側に回るとすれば立場が危うい選手なのは間違いありません。
近藤選手がヒールターンを考えているならば対象となりうる選手です。
田中稔
あまり発言は行なわない選手の一人です。研ぎ澄まされた身体は練習量の豊富さを物語っており、近藤選手の発言の対象ではないでしょう。
カズ・ハヤシ
近藤選手のタッグパートナーです。しかし裏切りは日常茶飯事のプロレス界にとって完全に対象外とは言えません。団体をまとめる立場でもあるため、ときたま”偉そうに”とも取れる趣旨の発言を行なうことがあります。仮に、近藤選手が指摘がカズ選手に向けてのものだとすると、チーム246の解消は免れません。
停滞するリング上に新たな渦を巻き起こすだけの話題を秘めてはいます。
船木誠勝
あまりマイクを持つほうではありませんが、ここぞのというときにはアピールをします。もし、近藤選手の発言対象が上の世代に向けてのものであるとすると船木選手も例外ではありません。
しかし、今の段階で近藤選手との抗争は考えられないのでないでしょう。
武藤敬司
いわずとしれた団体の象徴。膝の故障から満足な練習はできていないと思われます。ビッグマッチのみの出場を続けており、近藤選手ら普段から試合を支えている選手達から見ると、疎ましい存在なのかもしれません。
だが、ここで武藤選手の批判をしても何か違う感は否めません。
志の違う人間とは誰なのか!?
近藤選手の発言対象に最も近い選手はKAI選手のように思います。エースを公言しながら結果を残せていない現状、横で見ている近藤選手がジェラシーを感じても何ら不思議はありません。
チャンスを与えられ続けるKAI選手に噛み付くことはトップにのし上がるための常套手段です。
ですが、今の時点でKAI選手と近藤選手が抗争を始めても大きな渦は生みにくい。それではリングを取り囲む今の閉鎖感を打破することはできません。
また、KAI選手には征矢選手とのライバルストーリーが始まったばかり、そこへ近藤選手が割り込むようなことはないでしょう。
それでは、近藤選手の発言対象は誰なのか?
もう一度違う角度から考えてみることにします。
近藤選手は、その選手を「志の違う人間」とも表現しています。真正面から捕らえると、W-1を盛り上げる気がない選手ということになります。
そうなると、我が道を行く真田選手とヒール軍の河野選手ということになります。
しかし、根本の部分では二人ともW-1を盛り上げていきたいという気持ちは持っているはずです。ただ今の立場から表に出さないだけ。それを指して志が違うと批判するのは簡単ですが、プロレスファンが乗るには不十分すぎる理由。なんかもっとファンが納得できるストーリーラインが欲しく思います。
それではカズ選手はどうでしょう?
近藤選手とカズ選手はチーム246として長らくタッグチームを組んでいます。しかし、最近は若手相手に取りこぼすことが多いのも事実。先日の後楽園でも中之上選手に足元をすくわれる結果となりました。
タッグとしての実績は持ちながらも、いまいちチームとしての格は上げられない。もしかすると、近藤選手の苛立ちの原因はそれなのかもしれません。
そうすると、近藤選手の発言対象はカズ選手ということになります。
考えてみると、近藤選手は元々ヒール側の選手です。絶対的ベビーフェイスのカズ選手と組むと自然とベビー側の立場となるため、それが近藤選手の心を徐々に蝕んでいったとも考えられます。
時期的に見ても、レッスルワンのリングは何か大きな改革を起こす必要があるのではないかと思います。それには、何か長く続いてきたものを変えるのが一番の近道。
そのために、何か新しい勢力を生み出す必要があります。
カズ選手を裏切った近藤選手が、ヒールユニットであるデスペーラド軍と組むというのはいかがでしょう?
あまりパッとしない気がしますね。
それならば、近藤選手を中心に新しい勢力を作るというのはいかがでしょうか?
それでは誰と??
批判覚悟の刺激的な軍団の登場!!
かつて近藤選手がヒールとして猛威を振るっていたときのユニットはどうでしょうか?
少し前のインタビューで、最終目標は全日本プロレスのリングに上がることと答えたユニットです。
しかし、現実問題として、全日本プロレスのリングに上がることは難しいように思います。
それならば、全日本プロレスから派生したレッスルワンのリングに上がるという選択肢も考えられます。
かつて所属していた近藤選手と繋がるという流れも十分に考えられます。
レッスルワンのリングには大鷲選手もセミレギュラーとして上がっています。下地は整っています。
もし、このユニットがレッスルワンのリングに上がることになれば、デスペラード軍とは比較にならない大ヒールとなることは間違いありません。
話題性としても十分。
ですが、かなり刺激が強いことも事実。
今のレッスルワンに新しい渦を起こすだけのパワーを秘めているユニットですが、批判的意見が殺到することは火を見るより明らか。
あり得ない話に思えますが、私にはあり得る話のように思います。いかがでしょうか?