なぜこうなった?【小島対諏訪魔】全日本プロレス両国国技館大会を振り返る

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なぜこうなった?【小島対諏訪魔】全日本プロレス両国国技館大会を振り替える
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全日本プロレス両国国技館で行われたセミファイナル。

小島聡選手と諏訪魔選手の7年ぶりの対戦が、これでもかというくらい荒れました。

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7年越しの戦い

この試合を終えた、小島聡選手のコメントは次のとおりです。

小島:こんな悲しい試合は何年ぶりだ。こんなに胸が切なくなる試合なんてなかなかないぞ」とやるせない表情。「オレと諏訪魔の7年越しの戦いが、こんな短い時間で終わっていいのか。何て切ないんだ、ジョー・ドーリングっていう人。お前、10年以上プロレスやってるなら、入っていい時、入っちゃいけない時、やっていいこと、やっちゃいけないことぐらい、空気読めよ。切なくて、切なくて、涙も出てこないぞ

デイリースポーツ

「試合、見てないよー」なんて人のために、いちおう簡単に説明しておくと……

先に入場した諏訪魔選手を、突然乱入した、ジョー・ドーリング選手がメッタ打ち。

全日本プロレス諏訪魔vs小島

試合前の諏訪魔選手を、ジョー・ドーリング選手が襲撃

対戦相手の小島選手が入場テーマも鳴らないまま慌ててリングインするも、時既に遅し。ジョー・ドーリング選手は逃走。ダメージの大きい諏訪魔選手は、短時間で小島選手に敗れる。

全日本プロレス諏訪魔vs小島

不完全燃焼のまま、小島選手の勝利

勝った小島は不満を述べるし、負けた諏訪魔は、控室でもう一回襲撃を受けてノーコメントで引き上げる。

とまぁ、このような悲しい結果が7年ぶりの遺恨劇の結末となりました。

この続きは、こちらのページで!

とりあえず、抗争が始まるみたいです。

プロレスで乱入劇なんて、珍しいものでもなんでもありませんが、さすがにこの結果はファン不在だったのではないでしょうか。

しかし、物事を一つの方面だけから見るのはあまりに危険です。

このような結果で終わった、小島vs諏訪魔戦ではありますが、別の視点から見ると、見えないものが見てくるのです。

では、どのような視点から見るのかというと……。

それは、乱入した張本人。

ジョー・ドーリング選手の視点から見るのが一番です。

ジョーの視点で小島vs諏訪魔を見る

さっそく、見てみましょう。

荒れたジョー・ドーリング

この日、ジョー・ドーリング選手は荒れていました。

どれくらい荒れていたのかというと、第8試合に出場した「全日本プロレス創立45周年記念特別試合」で、試合中突如、味方に「レボリューションボム(スパイラルボム)」を喰らわせ、控室に引き上げてしまうというほどに荒れていたのです。

たしかに、組む必然性のない、ゼウス選手、ボディガー選手、鈴木鼓太郎選手とのタッグだったとは言え、あまりの暴挙に観客は唖然。

何が起こったのか分からないまま、記念特別試合は試合終了となりました。

必然性のないタッグチーム

では、なぜジョー・ドーリング選手はこのようなタッグを組むことになったのでしょうか?

その理由はこちら。

7月30日に行われた、全日本プロレス大阪大会で、ジョー・ドーリング選手が諏訪魔選手を中心とするユニット「Evolution」を脱退。

これにより、ジョー・ドーリング選手は「これから俺にはチームメイトなどいらない。一人でやっていく」宣言し、一匹狼となりました。

全日本プロレス、ジョー・ドーリング

不満そうなジョー・ドーリング選手

なので、ジョー・ドーリング選手は、必然性のないタッグチームで、両国国技館大会に出ることになったのです。

Evolutionを離脱した理由

それでは、なぜジョー・ドーリング選手は、Evolutionを離脱するに至ったのでしょうか?

その理由はこちらが分かりやすいでしょう。

7月17日、後楽園ホール大会

特別試合

○ 宮原健斗 vs ● ジョー・ドーリング

全日本プロレス、ジョー・ドーリング

試合に望む、ジョー・ドーリング選手

三冠ヘビー級選手権試合

○ 石川修司 vs × 諏訪魔

諏訪魔vs石川修司

石川vs諏訪魔の三冠ヘビー級王座戦

☆石川が2度目の防衛に成功

詳しい試合結果はこちらから

この日、諏訪魔選手・ジョー・ドーリング選手のEvolutionは、セミファイナル・メインで戦い、そろって揃って敗退してしまいました。

その2人に勝った、宮原健斗選手と石川修司選手が、両国国技館のメインで三冠ヘビー級選手権試合を行うことが決定。

対象的に、諏訪魔選手とジョー・ドーリング選手は三冠戦線から、大きく後退することとなるのです。

これが、ジョー・ドーリングにフラストレーションを与え、Evolution脱退へと繋がったのではないでしょうか。

さらに、もう一つ!

5月21日、後楽園ホール大会

タッグマッチ

× J・ドーリング & 青木篤志 vs ○ ジェイク・リー & 野村直矢

全日本プロレス、ジェイク・リー

喜びを爆発させる、ジェイク・リー選手

詳しい試合結果はこちらから

この日、ジョー・ドーリング選手は格下である、ジェイク・リー選手に金星を献上してしまいます。

この金星を受けてジェイク・リー選手は、次の後楽園ホール大会の、三冠ヘビー級選手権試合へと駒を進めました。

つまり、ここでもジョー・ドーリング選手は、三冠戦線から大きく交代していたのです。

長い欠場から復帰し、トップ戦線で闘うも、三冠ヘビー級王座に届かない日々送ります。

この結果が積もり積もって、Evolution脱退へと繋がるのです。

ジョーのフラストレーション

こうして見ると、フラストレーションの溜まったジョー・ドーリング選手が、諏訪魔選手の試合をぶち壊したのは、それほど突拍子もない行動ではなかったことが分かります。

ただ、これらの多くは、観客に伝わることはありませんでした。

その結果、ジョー・ドーリング選手は、小島選手と諏訪魔選手の試合を、一方的にぶち壊した、ただの「わけの分からんガイジン」に成り下がったのです。

なぜ、観客に伝わらない?

では、そんなことになってしまったのでしょうか?

それは、全日本プロレスが「試合背景を丁寧に観客に伝える」ことを怠っていたからだと思います。

ジョー・ドーリング選手の試合前。

諏訪魔選手の試合前。

これら経緯を、ちょっとした映像で流していれば、観客は流れを把握し、試合を楽しむことができたはず。

それをしなかったばかりに、観客不在の乱入劇・消化不良の試合になってしまったのです。

全日本プロレスの次期シリーズでは、さっそく諏訪魔選手とジョー・ドーリング選手の抗争が始まるようですが、こちらの注目度は恐ろしく低い状態です。

9/12、東京・後楽園ホールのカード

はっきり言って、まったく注目されていません。

平日の興業だけに、客足が心配になるレベルです。

どうすればいいの?

今回はジョー・ドーリング選手がEvolutionを脱退した経緯。

そして、諏訪魔選手との間に火種がくすぶっている状態ということを映像で丁寧に説明していると、こんなことにならなかったのが、観客不在の原因です。

全日本プロレスからすると、有料の公式情報サイトで紹介しているのかもしれませんが、有料サイトをチェックするのはごく一部のファンだけです。

プロレス格闘技DX

有料は有料で大切かもしれませんが、せめてこれくらいの情報は、公式サイトで紹介してほしいです。

公式の情報サイトは、インタビューやコラムを中心に扱えば良いのです。

諏訪魔選手とジョー・ドーリング選手というと、滅多にお目にかかれない、スーパーヘビー級同士の闘い。

下半期の柱となるべき試合なんだから、観客に情報を届けてほしかった。

公式サイトで情報の公開を!

とはいえ、終わったことを今さら言っても仕方がありません。

両国国技館の試合は終わりましたが、諏訪魔選手とジョー・ドーリング選手の抗争は始まったばかりです。

さっきも言った通り、2人はまれに見るスーパーヘビー級。

超ド級の戦いこそ全日本プロレスの魅力!

この2人の戦いが激化すると、他の団体では出せないド級の試合を提供できるはず。

これを、一過性の抗争で終わらせるのは、非常にもったいないことです。

ハッキリ言って、プロレスの損失。

リングの上の熱い闘いが、しっかり伝わるよう期待します。

ツイッターの呟き

最後に、この試合を見て私がツイッターに流したつぶやきを紹介しておきます。

珍しく、長々とつぶやきました。

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全日本プロレス45周年記念、両国国技館大会を見てきました。約5時間にも渡る長丁場のメインを締めたのは、宮原健人選手と石川修司選手の三冠ヘビー級王座戦でした。