無駄の多いプロレス?内藤哲也の試合がファンの支持を得る理由

記事の拡散にご協力ください

プロレスなんて時間を無駄!成功したかったら効率的に生きよう!
スポンサーリンク

時間を無駄にするな!

僕らはいつもこのように言われてきた。

ネットで調べると、成功者のうんちくを詰め込んだブログがいくらでも出てきますし、書店にいけばビジネス書が所狭しに並べられています。

それらは一様に「限りある人生、1分1秒たりとも無駄にするな」と押しつけてきます。

まるで、人生とはそうでなければならないというようにです。

スポンサーリンク

人生はプロレス

だけど、本当にそうなのでしょうか。

時間を無駄にしないという考え方は、めちゃくちゃ疲れます。

僕らはもっと時間を無駄にしても良いはずですし、まるで道ばたに捨てるように、無駄な時間を過ごしても良いはずです。

それに、1分1秒さえも無駄にできない人生なんて息苦しくて仕方がありません。

こんな気負った状態で生きていたら、きっと長生きもできないでしょう。

人生とはプロレスである。

このような比喩を耳にすることは少なくありません。

中には、人生で必要なことは全てプロレスから学んだなどと、うそぶく人も有名人も見かけるくらいです。

負けることもまた人生。

これこそが、人生がプロレスである理由なのです。

魅力的なプロレスとは?

プロレスで優先されるべきは、目の前の相手に勝つことです。

そのためには、効率的な技で試合を組み立て、確実に相手からフォール、もしくはギブアップを奪える技に終始して勝つのが一番です。

しかし、そんなプロレスって面白いでしょうか?

たしかに、相手に勝てますが、それで観客の支持を得られるかというと、とてもそうは思えません。

それよりも、観客にアピールし、無駄に大きなモーションの技を繰り出し、時には自爆覚悟で難易度の高い技にチャレンジするようなプロレスのほうが、僕たちの心に届くに決まっています。

ときには、こられの無駄な動きが裏目に出て、負けてしまうこともあるでしょう。

でも、勝利を優先し、無駄のない戦い方しかできないプロレスよりも、よっぽど魅力的。

それこそ、プロレスなんて、人生にとっては必要のないジャンルです。

それでも僕らは無駄だらけのプロレスに熱くなり、心を躍らせるのです。

プロレスに求めるもの

プロレスを見ている暇があったら、学校の勉強をしたり、仕事のことを考えたりしたほうがよっぽど無駄なく生きられるでしょう。

だけど、そんな無駄のない生き方なんて、なんの魅力も感じません。

そんな無駄のない人生を選ぶくらいなら、無駄だらけの人生のほうがよっぽど魅力的です。

プロレスだって同じ。 幼き頃から格闘技を経験し、学生時代の勲章を手土産に鳴り物入りでプロレスデビュー。

試合は相手を封じるための技に終始し、最短時間で倒すことに特化する。

そんなプロレスなんて魅力的でしょうか?

僕らはプロレスに、もっと人間臭いものを求めています。

小さな頃からプロレスにあこがれて、念願の入団を果たすも中堅で過ごす日々。

ある程度の経験を経て、次期エースと呼ばれるも、スター候補生の後輩に抜かれる。

ファンの支持を得られず、正規軍でありながらブーイングを浴びせられる。

無駄の多いプロレス

だけど、人生なんて何が起こるか分かりません。

ずっと、「プロレスラーとは、こうあるべき」という考えを捨て、正反対の制御不能を演じたら人気が大爆発。

ファンの支持を得て、新しい仲間もできました。

ブーイングを浴びていたことも、一度は手にした東京ドームのメインを逃したことも、今となっては「手の平がえし」の材料です。

プロレス界で最も勢いのあるユニットになりました。

念願だった、IWGPヘビー級王座も、ベルトのほうから近寄ってきました。

ここまで来るのに、膨大な時間を無駄にしてきたかもしれません。

もっと早く、新日本プロレスのトップに立てる方法があったのではと言われたら、そうかもしれないし、そうではないかもしれません。

しかし、費やした時間は絶対に無駄ではありません。

膨大な時間をプロレスに費やす内藤哲也選手を支持します。