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内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

      2016/07/15

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内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

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新日本プロレス内藤哲也選手の足取りに密着するレポートです。今回は2016年1月4日の東京ドーム大会から4月10日の両国国技館までです。

わずか4ヶ月間ですが、内藤選手には苦難の道のりでした。

1.4東京ドーム


2016年!内藤哲也選手の初戦は、新日本プロレス恒例・東京ドーム大会の第7試合。これまでクワナマスクに変身するよう要望してきた後藤洋央紀選手が相手となりました。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

直前に棚橋選手とのIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦で負けてしまった内藤哲也選手と、いまいち上昇気流に乗れない後藤選手の対戦はスペシャルシングルマッチと銘打たれつつも正直なところ注目度は薄かったのは事実。

それでも、IWGPヘビー級タッグのタイトルマッチよりも後ろ。三大タイトルマッチの直前にラインナップされたところを見ると何かに期待されていることを感じるような試合でした。

しかし、このアフター東京ドームでしかなかった試合に内藤哲也選手は後藤洋央紀選手に敗北。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

完全に単なるステップと思っていただけに残念。試合後はノーコメントで引き上げたこともあって、内藤選手のその後が少し不安になりました。

ファンタスティカマニア

毎年恒例の東京ドーム大会の後は、これまた恒例のファンタスティカマニアが始まります。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

内藤選手はこのシリーズほぼ全てをキング・オブ・ダークネスEVIL選手とBUSHI選手の3人で戦い抜きます。

シリーズ最終戦では、これまでずっと謎のメッセージを送ってきた小松選手に手痛い洗礼を浴びせてシリーズを終えました。

春のビッグマッチ2連戦

ファンタスティカマニアが終わると、新日本プロレスは大阪府立体育館、新潟・アオーレ長岡と二つのビッグマッチを開催します。

それぞれIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタルのタイトルマッチがメインで行われました。

内藤選手はというと2大会ともに休憩前の試合にラインナップ。

相変わらずの制御不能振りを見せるも、制御不能が日常的となりいささか刺激が足りない試合を消化します。

対木谷オーナー路線が始まる

しかし、注目は新潟・アオーレ長岡大会の試合後でした。

内藤選手はコメントブースにて、次のようなコメントを残しました。

昨日さ、某スポーツ新聞を買って読んだら、面白い記事を見つけちゃってさ。“2億円プロジェクト”だってさ。知ってる!? 知ってる!? 木谷(高明)オーナーが言ってたんだよ。オカダを徹底的にスターにするんだってさ・・・。あっそ! 好きにやってよ。勝手にやってよ。でもさ、これって要するに、新日本プロレスの全レスラーに対して、今後、このリングでどんだけ頑張っても! オカダの上には行けませんっていうことですか!? そうやってオーナーが認めちゃってるの!? オーナーが言うってことは、新日本プロレスが言ってるのと変わらないからね。新日本プロレスの全レスラーは、このことを肝に銘じて、今後、このリングでプロレスをやって行けってことですか!? ・・・あぁ、そうですか。まあ・・・何でもいいけどさ。オーナー、トランキーロだぜ。カブロン(クソッタレ)

少し長い引用でしたが、これは絶対に全文載せておかなければいけないコメントです。

これは木谷オーナーがオカダ・カズチカ選手を2億円かけて新日本プロレスのスターに育て上げとうプロジェクトを発表したことから始まりました。

ファンの立場から見ると「これからはオカダ体制が加速するんだ」という程度の認識でしかありませんでしたが、レスラーからしたらそんなプロジェクト、おもしろいはずがありません。

内藤選手はオカダ・カズチカ選手2億円プロジェクトに対して徹底的に拒否反応を示しました。

これまで新日本プロレスではあまりなかった、対オーナー路線を強く打ち出したのです。

新日本プロレスは、これまでオーナーの意向どおりに広告費をかけて順調に動員数を増やしてはいましたが、あまりに会社主導の行儀の良い体制に物足りなさを感じてきたのは事実。

この発言一発で内藤選手は制御不能からカリスマへの一歩を踏み出したのです。

春の祭典・ニュージャパンカップ

対木谷オーナー発言を発表してから内藤哲也選手の支持率はさらに上昇。

しかし、そんな内藤選手もリング上で結果を残せていない日々が続いています。

2015年下半期に行われた棚橋選手とのIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦、ドームの対後藤戦と内藤選手は重要な試合で星を落とし続けているのです。

そんなときに行われたのが、新日本プロレス春の祭典・ニュージャパンカップです。

結果が欲しいトーナメント

ご存知の通り、新日本プロレスの主力選手が集まってトーナメント戦を開催。優勝者がタイトルマッチの挑戦権を得るという春の大一番です。

ファンにしても内藤選手にしても、そろそろリング上で結果を残したいと思っていたところにチャンスの到来です。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

期待に応えるように内藤哲也選手は、大田区体育館大会でYOSHI-HASHI選手から勝利をおさめ、さらに後楽園ホール大会では石井選手に勝利し、順調に駒を進めます。

このまま勝ち進めばトーナメント制覇も視野に入ってきます。しかしそうなると、内藤哲也選手はどのベルトに挑戦するのでしょうか?

ニュージャパンカップの後

その答えはすぐに判明。後楽園ホールイベントで石井選手から勝利を収めた内藤選手は、リング上で次のようなマイクアピールを行います。

このトーナメントで優勝した人には、4月(10日)両国(国技館)での(タイトル)挑戦権が与えられるらしいけど(※場内騒然)。・・・でも俺は、そんなトコじゃ挑戦しないよ(※大拍手)。じゃあ、どこで挑戦するのかって!? それは・・・トランキーロだぜ! カブローン!(※場内大拍手) EVIL、BUSHI、イ・内藤。ノスオトロス!! ノスオトロス!(※我々は)ロス・インゴベルナブレ~~~ス!! デ・ハポン!

ニュージャパンカップではその次に行われる両国国技館でのタイトルマッチに挑戦するのが恒例。しかし制御不能の内藤選手にはそんなものは関係ありません。

タイトルマッチへの挑戦権は要求しますが、両国国技館のメインイベントでのタイトルマッチを拒否することを宣言しました。

両国国技館のメインイベントは、内藤選手が初めてG1クライマックスを制覇した2013年の決勝戦を決めた場所ではありますが、どうなるのでしょうか?

ニュージャパンカップ決勝戦

新青森県総合運動公園でニュージャパンカップ準決勝、決勝戦が行われました。

純決勝で矢野選手から勝利し、決勝の相手は内藤哲也選手が東京ドームで敗れたばかりの後藤洋央紀選手です。奇しくも内藤選手にとって雪辱の舞台となりました。

さすがに今の後藤選手を相手に二連敗は許されません。

内藤哲也選手はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの流儀に則りEVIL選手を上手く操り後藤選手から完全なフォールを獲りました。

内藤哲也選手、初のニュージャパンカップ優勝です。

内藤哲也の選択は?

そして試合後のマイクはもちろん…

この! 『NEW JAPAN CUP』の優勝者には、好きなタイトルに挑戦できる、権利が、もらえるらしいな? ……俺の答えは、I・W・G・P! オカダだあ!(※場内・大歓声)。 でも!でも、俺は俺のタイミングで挑戦するから。次の4月の両国国技館? オイオイ、勝手に決めんなよ? 俺のタイミングで挑戦するから

分かります…内藤選手の言っていることは分かります…しかし、しかし、内藤選手のファンとしては両国国技館のメインで内藤選手がIWGPヘビー級タイトルマッチに挑戦する姿を見てみたいのです。

しかし、制御不能となった内藤選手に、そのような要望を伝えたところで答えは「トランキーロ」でしかありません。

ならば挑戦するのはいつ?

会場に集まった、及び新日本プロレスワールドで視聴中のファンが固唾を呑んで状況を見守っていると、現IWGPヘビー級王座のオカダ・カズチカ選手がリングに現れました。

そして…オカダ選手がマイクを持ちます。

ビ・ビ・んなよ?

この一言で、内藤選手の闘志に火がつきました。

20代のころ、欲しくて欲しくてたまらなかったIWGPヘビー級王座のタイトルマッチに、「20代のうちに巻く」という夢を打ち砕いた本人、オカダ・カズチカ選手と両国国技館でのIWGPヘビー級王座タイトルマッチ決定です。

2014年の東京ドームでは、ファン投票制度なるもので実質上のセミファイナルに降格となったときと同じカードが両国国技館のメインイベントとなりました。

両国国技館への道

IWGPヘビー級タイトルマッチ前哨戦

両国国技館のメインでタイトルマッチが決定した以上、この日から全てのカードが前哨戦です。

内藤選手とオカダ選手は連日タッグマッチで顔を合わせ、挑発を繰り返します。

特に目立ったのが3月27日と4月1日の後楽園ホール大会です。

それぞれ内藤選手率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、オカダ選手が率いるCHAOSが勝利を収め前哨戦は一対一にイーブンの様相。

お互いに一歩も引きません。

オカダ・カズチカインタビュー

このタイミングで、オカダ選手が週刊プロレスのインタビューに登場しました。

G1とはやっぱり違いますから、「ニュージャパンカップ」は。簡単に言えば「挑戦者決定トーナメント」なんですよ(笑)。

内藤選手が否定したニュージャパンカップの挑戦者決定トーナメントという位置付けを、王者のオカダ選手は完全肯定です。

そして、トーナメントに勝ち上がり挑戦権を得た内藤選手を、王者不在の挑戦者決定戦で勝ちあがった選手の一人と位置づけます。

さらに、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンというチームにやりづらさは感じるものの、それでも内藤選手を同格とは認めない発言に終始した。

また、このインタビューでオカダ・カズチカ選手は、内藤選手がこれまでずっと引きずってきた「東京ドームでのセミ降格」「これまでずっとオカダ選手を意識してきたこと」「20代でIWGPヘビー級を巻くという夢」。そして木谷オーナーによる「オカダ選手の2億円プロジェクト」について言及します。

これら全てを「ちっぽけなこと」と異にも解さないスタンスを取り続けました。

これに対し内藤選手はスポナビのインタビューにで反応します。

オカダ選手のいう「ちっぽけなこと」にこだわる姿勢をとり続けます。

こうして、受けてやるというスタンスの王者・オカダ選手と、挑戦してやるというスタンスの挑戦者・内藤選手のスタンスが明確になりました。

そして、両国国技館のIWGPヘビー級王座タイトルマッチを迎えます。

両国国技館IWPGヘビー級タイトルマッチ

ついに決戦の日を迎えた両国国技館は開場時から観客がデキている状態。こういった日は必ず名勝負が生まれます。

選手入場

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

挑戦者・内藤哲也選手の入場です。最近の新日本プロレス両国国技館の試合は全て観にいっていますが、間違いなく一番の盛り上がりです。

内藤コールの中、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが姿を現します。

これまでタッグパートナーというと数多く存在したものの、盟友という存在がいなかった内藤選手にとって、初めて自分で築き上げてきた信頼できる仲間たちです。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

ゆっくりと時間をかけてリングに近づきます。良い表情です。きっと内藤コールは耳に届いていることでしょう。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

まずはロックアップで始まります。両者とも実は見た目と対照的にオーソドックスなスタイルを得意としています。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのBUSHI選手が加勢しオカダ選手を場外に落とすと、内藤選手は場外の外道選手をリングに上げます。

オカダ選手のファンからブーイングが飛びますが、こんなものは想定内です。気にする必要はありません。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

オカダ選手のレッド・インクがリングのほぼ中央で決まります。これには内藤選手も苦悶の表情。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

今度は内藤選手がリング中央でプルマブランカ。オカダ選手もなんとかロープに逃げます。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

ダイビングエルボードロップ。大技が続きます。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

終盤になって、謎のドクロマスクの男が姿を表しました。EVL選手とBUSHI選手の乱入は予想していましたが、4人目のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは予想していなかったようです。

謎のドクロマスクがオカダ選手にダメージを与えます。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

ドクロマスクの正体は前日まで大日本プロレスの北海道シリーズに参戦していた真田聖也選手です。これは全く予想していませんでした。事前の予告もなかっただけに観客もあっけにとられます。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

真田選手の加勢もあって、内藤選手がディスティニーをオカダ選手に決めてスリーカウント!ついに、内藤選手念願のIWGPヘビー級王座奪取の瞬間です。

IWGPヘビー級王座戴冠後

内藤時代到来

勝利を飾った内藤選手はマイクを持って大演説を開始します。

内藤「この会場の雰囲気、この声援、“あなた”の耳にしっかり届いてますか!?(※大歓声) 新日本プロレスワールドをご覧の、木谷(高明)オーナー!(※大歓声) あなたの宣言どおり、2億円規模のプロジェクトでオカダをスターにしてあげて下さい! 俺に敗れたオカダを、あなたのお力で! ぜひスターにしてあげて下さい!(※大歓声) 俺にはそんなプロジェクト、必要ないので。木谷オーナー! お忙しい中、新日本プロレスワールドでの観戦・・・お疲れ様でした!(※大歓声&『内藤』コール) ・・・ブエナスノーチェス(※こんばんは)、両国~~~!!!! ・・・我々、LOS INGOBERNABLES de JAPONが、新日本プロレスを応援して下さる皆様に、新たな景色をこれからお見せしたいと思います(※大歓声)。新たな景色とは、いったいどんな景色なのか!? その答えは、もちろん! トランキーロ! ・・・あっせんなよ!! EVIL! BUSHI! 真田! イ・内藤! ノスオトロス!! ロス! インゴベルナ~ブレ~~~~ス!! デ!! ハ!! ポン!!(※大歓声)」

この日は開場に来られなかった木谷オーナーに向けて強烈過ぎるメッセージを出しました。

この日王座陥落となったオカダ選手を2億円かけてスターにしてほしい。自分にはそんなプッシュは必要ない。まさに制御不能に言いたい放題です。

でもいいんです。なぜならIWGPヘビー級王座は内藤哲也選手だからです。何があろうとリング上では勝ったほうが正義、ベルトを巻いた選手の言葉が正論なのです。

観客席は、一連の乱入劇に激怒するCHAOSファンもいますが、大半は内藤選手を支持しています。

これはブーイングを浴びていた一年ほど前からは考えられない光景です。

トランキーロ劇場

バックステージのコメントブースでも内藤選手の演説は終わりません。

新日本プロレスで一番おいしいのはインターコンチに絡むことでも、NEVERに絡むことでもない。そしてIWGPに絡むことでもない。いちばんおいしいのは俺と絡むことだって。

いつの間にかさ、俺はIWGPを目指してたけど、逆にIWGPから俺を追いかけてくるようになった。そんな状況にいつの間にかなっちまったかなって。

そうです。IWGPヘビー級王座を巻きたかったころはベルとが逃げていくばかりでしたが、制御不能を貫くようになってからはベルトから内藤選手の元に近づくようになりました。

新たな景色とは?

最近の新日本プロレスは様々なベルトが乱立し、どのベルトをどのように回していくのかばかりが注目されてきました。

しかしベルトに選手が振り回されるのはこの日で最後。

これからは内藤哲也選手がベルトを振り回すようになるのです。

それこそが内藤選手が常に言い続けてきた新たな景色。トランキーロとは言いますが、その世界に既に目の前に見えています。

時期シリーズからの内藤選手は、それを少しずつ具現化していく闘いが中心になることでしょう。

それでは、どのように具現化していくかですって?その答えはもちろん…「トランキーロ!あっせんなよ。」です。

内藤哲也!トランキーロから新日本プロレスIWGPヘビー級王座への道

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