【10万文字以上】内藤哲也が支持される理由

G1クライマックス25のメインイベント登場回数を数値化!

この記事は約6分で読めます。

G1クライマックス25のメインイベント登場回数を数値化!

スポンサーリンク

極みの夏!G1クライマックスを締めた選手たち

全20選手がA、Bの2ブロックに分かれて開催された、新日本プロレス恒例、真夏の祭典「極みの夏」G1クライマックス25。

日本列島各地で熱狂の渦を巻き起こし、大成功をおさめました。

残念ながら一部の大会を欠場してしまった選手、怪我を隠しながら完全燃焼した選手など様々ですが、全ての選手が最終の両国国技館を迎えることができたことは何よりも凄いこと。

連日連夜に渡り熱闘を繰り広げた新日本プロレスの選手の方々にはリスペクトしかありません。

その中でも、特に素晴らしいのがメインイベントで激闘を繰り広げ、試合後にはパフォーマンスでファンを魅了したメインイベンターたち。

いくらセミファイナルまでの試合が素晴らしかったとしても、メインイベントが低調だと興行全体の価値に影響を与えるというのはよく聞く話。

メインで満足させてお客さんを帰す。大会を締めることを考えると普通に試合して勝てばいいだけじゃない。それなりの試合をしてなおかつ勝って。さらにそのあと締めて終わるって考えると、普通に試合して「今年の日程の方がいい」って言ってる人とは違うのかなと。

これは、昨年のG1クライマックス後にオカダ選手出したコメントですが、これだけの好勝負が連発されるとなると、メインイベントを務める選手の重圧たるや半端でないことでしょう。

今回は、昨年に引き続き、G1クライマックスの公式リーグ戦全大会のメインイベント、セミファイナルへの登場回数を数値化しましたのでご覧ください。

スポンサーリンク

G1クライマックスのメインイベント登場回数を数値化!

表は下記の法則に従い数値化しています。

メインイベントで勝利=3点加算
メインイベントで敗戦=2点加算
セミファイナルに出場=1点加算

メインでの勝敗で点数に差をつけているのは、通例として勝った選手が大会を締めることが多いから。セミファイナルは勝っても負けても大会を締めることはしないので、両者1点としています。

この法則に基づいて作成したのが下記の表です。

Aブロック

G1クライマックス25得点表

Bブロック

G1クライマックス25得点表

スポンサーリンク

今年もオカダ、棚橋、中邑の三強が強い!

ダントツトップの棚橋弘至

圧倒的に獲得点数が多いのが、Aブロックの棚橋弘至選手です。

決勝戦を加えたメインイベントへの登場回数はなんと8回。

メインイベントでの戦績も7勝1敗と文句なしの成績、獲得点数も24点とダントツです。

2位以下を大きく引き離し優勝という結果は、今年のG1クライマックスは棚橋選手ためと言っても過言ではないでしょう。

IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ

次いで多いのが、Bブロックのオカダ・カズチカ選手です。

IWGPヘビー級王者として、メインイベントへの登場回数は棚橋選手に次ぐ5回でBブロック最多。獲得点数も16点とBブロックトップです。

残念ながら最終両国国技館での決勝戦のリングには立てなかったものの、この成績は立派です。

下半期の新日本プロレスはIWGPヘビー級王座のオカダ選手を中心に物語が紡がれていくことはほぼ確実。

夏のG1クライマックスは、棚橋選手にあえて主役を譲ったと考えておきましょう。

プロ意識の高さ中邑真輔

3位は、オカダ選手と同じBブロックの中邑真輔選手です。

合計4回のメインイベント登場。宮城ではIWGPインターコンチネンタル王者の後藤洋央紀選手を、両国国技館初日ではIWGPヘビー級王者のオカダ選手を破ってメインイベントを締めています。

獲得点数はオカダ選手にわずかの差をつけられての14点。途中で欠場もありましたが、見事に戦線復帰を果たして決勝戦まで闘ったその姿勢はプロ意識の高さを感じずにはいられませんでした。

スポンサーリンク

G1クライマックスに第四の男が登場!

意外にも好成績 内藤哲也

ここまで見ると、昨年と同様に棚橋弘至選手、オカダ・カズチカ選手、中邑真輔選手の3人がが突出して点数を稼いでいるのが分かります。

しかし、昨年と違うのは、4位以下を大きく引き離してはいないということ。

なぜなら、4位にはAブロックの内藤哲也選手が11点と僅差で続いているからです。

内藤選手はメインイベントへの登場回数が3回と、Bブロックのオカダ選手と同数。

違うのは、メインイベントに登場した全ての試合で勝利をおさめ、マイクで興行を締めていることです。

メインイベントでの勝率100%です。

しかも、相手が棚橋選手、AJスタイルズ選手、飯伏選手と今の新日本プロレスを代表する三選手。

落とした試合も多かったですが、出すべき結果はキチンと出していることが分かります。

さらに、よくよく見るとAブロックで興行を締めたのは棚橋選手か内藤選手のどちらかだったことが分かります。

「愛していま~す」か「あっせんなよ」の二択。

内藤選手、もうちょっと評価されても良いのかもしれません。

混戦状態が続きます

5位以下も見てみます。

ここから先は混戦、5位にはAJスタイルズ選手とIWGPインターコンチネンタル王者の後藤選手が並びます。

AJスタイルズ選手はメインイベントに2回登場するも2回とも敗北。BULLET CLUB内で見ても、メインイベントで勝利を収めたのがBブロック初日のカール・アンダーソン選手のみ。

バッドラック・ファレ選手、ドク・ギャローズ選手、高橋裕二郎選手にいたってはメインイベントに登場すらできていません。BULLET CLUBにとっては厳しい結果です。

後藤選手はメインイベントへの登場回数は3回ですが、セミファイナルでの出場が一回もありません。

IWGPインターコンチネンタル王者としては物足りない数字です。

NEVER無差別級王者の真壁選手、NWA世界ヘビー級王者の天山選手は共にメインイベントへの登場回数は1回のみ。タイトルホルダーとしては、残念な結果です。

スポンサーリンク

メインイベントに出ていない選手は奮起してほしい

こうして数値化すると、見えにくかったものが見えてきます。

批判の多かった内藤選手ですが、意外とメインイベントで結果を残したのは嬉しい事実。

終盤にかけて失速してしまいましたが、中盤までは話題の中心にいたのは間違いありません。

次期シリーズでは、因縁の生まれた柴田選手との抗争。その後は東京ドームでの挑戦権を持った棚橋選手との対戦がほぼ決定しております。

そのときまで、今はまだトランキーロ(焦るなよ)です。

他に健闘したのが石井智宏選手で、メインイベント登場3回を記録しています。

残念ながら3回とも負けてしまいましたが、メインイベントのリングに一度も立つことなくG1クライマックスを終える選手が何人もいる中でのこの成績は立派です。

最後に、メインイベント・セミファイナルへの出場回数が極端に少ない選手は、来年以降の出場権に影響を及ぼされても仕方ないのではないでしょうか。

試合順は会社のさじ加減によって左右されるもの。つまり、新日本プロレスという会社から、後ろのほうの試合は任せられないと認識されているということです。

これは、ある意味では勝ち負けよりも重要な指標なのかもしれません。

厳しいかもしれませんが、新日本プロレスが興行会社である以上、これは常に意識されなくてはいけないこと。

出場するだけがG1クライマックスではありません。この辺り、意識した上での選出を期待したいと思います。

G1クライマックスの他の記事はコチラ

[amazonjs asin=”B010TMHK4M” locale=”JP” title=”週刊プロレス 2015年 9/2 号 雑誌”]

[amazonjs asin=”B010VWD7ZQ” locale=”JP” title=”G1クライマックス総決算号 2015年 9/8 号 雑誌: 週刊プロレス 増刊”]

タイトルとURLをコピーしました