ケニー・オメガがDDTでの最終戦を終えた!
10月末での契約満期と同時に、ケニー・オメガ選手がDDTプロレスを退団しました。
行き先は新日本プロレス。
10月26日、それを受けて、DDTの最終戦で壮行試合が行なわれました。
ドラマティック壮行試合と銘打たれたタッグマッチは、ゴールデン☆ラヴァーズが久々に結成。
ケニー選手は、二団体同時所属ではあるものの、一足先に新日本プロレスで活躍する飯伏選手と組んで、DDTの象徴ディーノ選手・期待の若手竹下選手と対戦しました。
対戦形式は、エニウェアフォールマッチ。
おそらく新日本プロレスでは行なわれない試合形式で、ケニー選手は、DDT最後のマットをめでたく勝利で飾ることができました。
試合後は、壮行を祝う紙テープで覆われたリングで満面の笑みを浮かべるケニー選手が挨拶。
新日本プロレスジュニアで必ずトップを取ることを誓って旅立ちました。
現状のところ、ケニー選手の新日本プロレスでの立ち位置は不明。
外国人選手であることを考えると、BALLET CLUB入りが考えられますが、ケニー選手は既に日本での6年間のキャリアを主張して否定。
他にもCHAOS入りや、鈴木軍入りも噂されていますが、詳細は知らされておらず、正式公開を待つばかりです。
今の時期の移籍ですと、来年早々に開催される1.4東京ドームに参戦するのかが気になりますが、まずは新日本プロレスとしても様子見といったところでしょう。
ネット上を散見していると、ケニー選手の良さは、DDTだからこそ生きるのであって、新日本プロレスに行くと埋もれてしまうといった意見が見られます。
しかし、例えそうだったとしても、チャレンジすることこそ大事。
跳ね返されたのなら、また挑戦すれば良いし、むしろ何度も何度も跳ね返されて立ち向かっていく姿が見たいのです。
新日本プロレス内で、移籍選手は活躍できるのか?
しかし、本当に、多団体から新日本プロレスに移籍した選手は、生え抜きの高い壁に打ちのめされているのでしょうか?
今回は、現新日本プロレスに所属するレスラーの中で、多団体からの移籍選手に注目して見てみたいと思います。
現状、新日本プロレスウェブサイトの選手名鑑には59名の選手が掲載されています。この内、日本人選手は38名、うち井上亘さんは引退しているので、残りは37名です。
生え抜き選手は21名。他団体からの移籍、もしくは在籍経験のある選手は16名となります。
生え抜きの代表的な選手といえば、棚橋選手、真壁選手、中邑選手、後藤選手、内藤選手あたりでしょうか。ライガー選手だって忘れてはなりません。
逆に他団体に所属経験がありながら、新日本プロレスでの代表的な選手は、オカダ選手、柴田選手、鈴木選手、飯伏選手あたり、邪道・外道選手はリング外での要職に就いています。
全体的な傾向としては、やはり生え抜き選手が多く、トップどころを占める割合も多いです。
しかしながら、オカダ選手のように、他団体デビューながら新日本プロレスの中心となっている選手もいます。
石井選手や本間選手のように、他団体デビューながら生え抜き以上の声援を浴びる選手もいます。
飯伏選手やKUSHIDA選手を見ていると、他団体だったからといって、何も区別をしないということが分かります。
ケニー・オメガはどこのユニットに所属する?
ケニー選手に戻ります。
壮行試合を終えて、下記のようにマイクでアピールしました。
ワタシはどこに行ってもDDTの魂で試合をやるんだよ。
6年間、DDTで試合をやって、キャリアのベストはここでやった。
それは絶対忘れない!
もちろん、いまいるみんなはファンだけじゃなくて、ワタシの家族なんですよ。
だから、新日本に行くの応援してください。
すごく寂しいですけど、大成功するため、新日本で精一杯ガンバる。
ありがとう
基本スタンスとしては、メジャー新日本プロレスに行こうとも、今までのスタイルを変えることなく、今のスタイルでトップを目指すという意志を示しています。
もちろん、新日本プロレス側としても、今のスタイルのケニー選手に魅力を感じたわけで、スタイルを変えさせるということは矯正しないはず。
このあたりは飯伏選手を見ても分かります。
文頭でも少し書きましたが、新日本プロレスはユニットによる抗争が激化しております。トップどころにいる選手は、なにかしらどこかのユニットに近い立場に立っています。
たとえ、ケニー選手といえど、どこにも所属せずにトップを狙うのはいささか不安が残ります。
それに、ユニット側としても、話題性豊富なケニー選手を取り込むのはメリットが高いです。
充電期間はいりません!すぐにでも動いてほしい!
ケニー本人が言うように、BARRET CLUB入りがないのなら、私は鈴木軍入りを予想します。
基本的には日本人中心のユニットですが、アーチャーとスミスJr.が所属しているように、外国人選手に平等のチャンスが与えられるユニットです。
むしろ、外国人だから日本人だからといった区別を感じさせないユニットとしても魅力があります。
失礼な話、鈴木軍はジュニア戦線を脅かすには、少々駒不足でもありますので、ケニー選手の存在は喉から手が出るほど欲しいはず。
少々、ユニットとしての活動が停滞気味であるところも加味すると、メリットは計り知れません。
現在、マット上では、ジュニアタッグの真っ只中、これを制したチームにケニー選手が挑戦を表明するのも面白いでしょう。
また、それとは別に、ジュニア王座であるKUSHIDA選手を狙うのもいいかもしれません。
この時期の移籍である以上、ぜひとも東京ドームには間に合わせてほしいです。
2015年、初っ端から、新日本プロレスのマットで飛躍するケニー・オメガ選手を是非とも見てみたいです。